世界中の野生動物が集まる動物園。飼育係の人々と動物たちの愛情あふれるふれあいと、はじめて明かす様々な苦労を、
ユーモアあふれる文章と美しく正確なイラストで描く、新形式の物語絵本。
書名 |
著者 |
ISBNコード |
新コード |
発行年 |
内容解説 |
動物園で毎日働く |
小宮輝之文 桑島正充絵 |
4-540-89061-1 |
54089061 |
1989 |
飼育係の1日は、作業服への着がえから始まる。毎日同じ服を着るのにもわけがある。洗剤も決まっている。餌作り、寝室の掃除などの日課、展示のくふう、なかでも大変なのは、外敵や夜の野犬から動物を守ること。 |
動物園のかん者たち |
成島悦雄文 本山賢司絵 |
4-540-89062-X |
54089062 |
1989 |
トナカイの目薬は水鉄砲で、サイ眠術でサイの治療、ツルの義足作り、オラヌータンの虫歯の治療、嵐のようなニホンザルの予防注射、特別 な檻でライオンを治療、専用の薬も器具のない野生動物治療のエピソードが一杯。 |
動物園は雪の中 |
小菅正夫文 あべ弘士絵 |
4-540-89063-8 |
54089063 |
1989 |
旭山動物園の半年は雪の中。寒さに弱い南方の動物たちだが、ふるえてばかりではない。ゾウは鼻で雪玉 をつくって食べたり雪合戦、氷の上で交尾したカバの夫婦、雪の中で転げ回るトラ、丸くなったままのライオン……。 |
水族館の小さな海 |
内田博道文 渡辺可久絵 |
4-540-89064-6 |
54089064 |
1989 |
危険なサメの捕獲、動いている物しか食べないタツノオトシゴ、毒を持つアカエイ、水質の少しの変化でも病気になる魚。ミズクラゲや、ウミホタルの発光実験の展示。大量 の水と魚、様々な機械に囲まれて働く飼育係。 |
ふしぎドーム昆虫園 |
三枝博幸文 川上洋一絵 |
4-540-89065-4 |
54089065 |
1989 |
とても大きな温室の中で、たくさんのチョウや虫たちを生きたまま1年中見ることができる「昆虫生態園」。50種類以上の食草の栽培の成功や、生態を利用して真冬にチョウを飛ばすなど、その実現には多くの工夫が。 |
きらわれものの正体 |
田畑直樹文 浅川浩司絵 |
4-540-89066-2 |
54089066 |
1989 |
両生類やハ虫類飼育の最大のポイントはエサ。エサの失敗で、神経障害になったヘビ、歯ぬ けになったワニ、エサを食べない動物には口の中えエサをさしこむ「さしえ」も必要。ヘビやトカゲの仲間は意外にデリケートだ。 |
空に広がる動物園 |
小宮輝之文 谷口高司絵 |
4-540-89067-0 |
54089067 |
1989 |
滅びそうな鳥の繁殖も動物園の大切な仕事。かつて日本中にいたコウノトリ繁殖の挑戦、野生の中で生活できるツルにするため飼育係の姿を見せずにヒナを育てる、トキの人工飼料や代用食の開発等、努力が続けられている。 |
動物たちのひっこし |
伊東員義文 滝波明生絵 |
4-540-89068-9 |
54089068 |
1989 |
フラミンゴは正座で、ワニは平たい木の箱、ワシは止まり木付きの箱で、熱帯魚やヘビ・トカゲも特別 な方法が必要。5mのキリンを3mのトレーラで運んだことも。特別神経を使う動物の輸送、それでも事故が。 |
ぜんぶ見せたい動物園 |
成島悦雄文 清水勝絵 |
4-540-89069-7 |
54089069 |
1989 |
赤ちゃんを見せる育児室の公開、明暗を利用した柵のない鳥の展示、夜行性動物の動きを見せる工夫。さらに、サバンナを再現した「パノラマ展示」、生息地の環境の再現など、生きた自然が感じられる展示へと夢は広がる。 |
動物園は世界を結ぶ |
伊東員義文 前川和明絵 |
4-540-89070-0 |
54089070 |
1989 |
動物園は動物を展示しするほかにも様々な仕事をしている。ほろびゆく動物たちを救うための研究や繁殖、自然に帰すための工夫・調査、野生の血を子孫に引継ぐための血統登録などが世界の動物園の協力ですすんでいる。 |