昆虫に学び、昆虫を生かす、暮らしと産業の近未来。
巻 | 書名 | 著者 | ISBNコード | 新コード | 発行年 | 内容解説 |
1 | 昆虫たちの超能力 | 梅谷献二編 飯島満絵 | 4-540-97121-2 | 54097121 | 1998 | 一生で10個ぐらいしか卵を生まず長い間、子の世話をするダイコクコガネ。逆にコウモリガは一万個もの卵をふりまく。なぜ、昆虫はここまで増え広がったか。保護色や擬態、冬を越すしくみなど驚くべき能力を描く。 |
2 | 暮らしの中の昆虫たち | 梅谷献二編 倉品吉克絵 | 4-540-97122-0 | 54097122 | 1998 | ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、鳴く虫を楽しむ日本人の習慣を「芸術的で美的な生活」と賛えた。ホタル狩りに虫遊び、ノミと伝染病ペスト、文明害虫・ゴキブリ、昆虫食など、人間生活に深くかかわる昆虫たち。 |
3 | ミツバチ利用の昔と今 | 松香光夫編 | 4-540-97123-9 | 54097123 | 1998 | ハツミツの巣のロウがフロッピーデスィクに。社会性昆虫の代表・ミツバチのおもしろい生態からローヤルゼリー、プロポリス、花粉だんご、蜂ロウなどミツバチの生産物の利用、さらに、花粉を媒介するハチの働きまで。 |
4 | カイコでつくる新産業 | 木内信編 (株)パステル絵 | 4-540-97124-7 | 54097124 | 1998 | コンタクトレンズ、人口皮膚、シルクレザーなど、世界最古の改造昆虫・カイコの糸が新素材に。一匹で1500メートルの糸を切らさず吐くしくみから、養蚕の歴史と未来、さまざまな海外の野蚕利用まで。 |
5 | 虫で虫を退治する | 守屋成一編 松本剛絵 | 4-540-97125-5 | 54097125 | 1998 | 530億匹の不妊虫を放飼して根絶された沖縄の害虫ウリミバエ。わずか260匹の寄生蜂が広がって被害が消えたクリの大害虫・クリタマバチ。農薬に依存しない天敵を生かす防除の歴史と課題をダイナミックに描く。 |
6 | 昆虫のにおいの信号 | 若村定男編 (株)パステル絵 | 4-540-97126-3 | 54097126 | 1998 | アブラムシは敵に攻撃されると逃げろとか、攻撃せよというメッセージを仲間ににおいで送る。性フェロモン、仲間を集める集合ホルモン、なわばりを確保するアリの道しるべフェロモンなど昆虫の交信の不思議な世界。 |
7 | 昆虫が身を守るふしぎな力 | 山川稔編 柳澤靖道絵 | 4-540-97127-1 | 54097127 | 1998 | ヒトのような抗体をもたない昆虫はどのように病原菌から身を守るか。マユや皮膚のロウ物質、体内でつくられる抗菌物質などのしくみを描く。昆虫の抗菌タンパクは新たな殺菌剤や抗生物質の開発用に注目されている。 |
8 | 昆虫のバイオテクノロジー | 井上元編 (株)パステル絵 | 4-540-97128-X | 54097128 | 1998 | ホタルの発光酵素を利用した光るカイコ、昆虫の遺伝子を組み込んだ病気に強い作物の育成、昆虫細胞の培養による有用物質の大量 生産など、世界的に注目される昆虫バイテクのしくみと最先端を興味深く描く。 |
9 | 昆虫ロボットの夢 | 神崎亮平編 茂利勝彦絵 | 4-540-97129-8 | 54097129 | 1998 | コオロギのメスは左右の鼓膜の振動のわずかな差で、歌うオスの位置を知る。昆虫の触角は人工的のどんな匂いセンサーよりも高感度。昆虫の五感と行動の巧妙な仕組はマイクロロボット開発の絶好のモデルになる。 |
10 | 都市の昆虫・田畑の昆虫 | 桐谷圭治編 大矢正志絵 | 4-540-97130-1 | 54097130 | 1998 | 暖房がきいたビルや新幹線のチャバネゴキブリ、冬でも活躍するチカイエカなど都市で増える侵入昆虫。そして農薬の影響で変わる田畑の害虫・昆虫相。人間がつくる環境と昆虫の関わりから自然と人間の調和を考える。 |