▼[特集]
情報教育の今後を探る
技術・家庭科における今後の情報技術教育……亀山寛
情報モラル教育のあり方……村田育也
「ビスケット」でプログラミングを楽しく……浅井信孝
模擬掲示板システムによるネットモラル教育……糸川潔
iPod touchを使ったモバイルラーニング……奥田宏志
ケイタイとQRコードを使って学ぶ雰囲気づくり……阿部宏
情報モラル教育をどのように進めるか………中川一史
【特別報告】未知の分野を自主的に学ぶ……延澤奈央子
【エッセイ】野口英世とアメリカ(3)……齋藤英雄
新学習指導要領の「情報に関する技術」では、これまでのリテラシー的内容(入力の基礎など)がなくなり、プログラミングと計測・制御が必修となる。また、情報倫理がいっそう重視されている。つまり、1台以上のパソコンがある家庭が多数派になった時代のなかで、入門からもう一歩踏み込んだ内容の情報教育が求められているのである。
技術的には教師を凌ぐ子どもも出てくる情報教育で、どの子どもにもしっかり伝えたいのは情報モラルだ。年齢ごとにインターネット・ケイタイの使用基準をつくる提案(村田記事)、模擬掲示板システムでネットによるいじめを模擬体験させた事例(糸川記事)など、具体的な行動に結びつく情報モラル教育を提示した。また、プログラミングと情報活用の間口を広げられるように、プログラムを絵で表わす「ビスケット」(ソフト名)を活用した授業例(浅井記事)、IPod touchを使ったした理科実験の自習システムの事例(奥田記事)を用意した。
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