▼[特集]
「つながり」を育む環境教育
環境教育の視点を取り入れた家庭科の授業……小清水貴子
農作業体験による環境共生の意識涵養……阿部有子
食農教育が育む「つながり」と「ひろがり」……手島育
風力発電利用の環境教育とその効果……安藤生大
「食環境」教育の実践と課題……野村卓
人間性を失った科学・技術からの帰還……三田秀雄
生活に根ざした環境教育……シュレスタ マニタ
【実践記録】通潤橋の模型製作……三浦基弘
【エッセイ】ロックフェラーの素顔(3)……齋藤英雄
グローバルな環境問題と日常生活のなかの実践との間に、どう「つながり」を見出すか。また、環境問題を克服する道は、人間と自然との「つながり」だけでなく、人間相互の「つながり」を取り戻すなかで生まれることを、どう実感するか。これからの環境教育は、以上のように「つながり」がキーワードになることを提起する。
「ご飯とみそ汁」の調理実習による7つのエコ・アクションの実践(小清水記事)、田植え体験で、自分と人、自分と自然の「つながり」を認識させる実践(阿部記事)、食農教育が日常生活と結びつく「福生ちいきの食育講座」の紹介(手島記事)、風力発電の見学から環境問題と日常生活のミッシング・リング(つながりの断絶)をつなぐ試み(安藤記事)、など。
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