現代農業 特別号
ルーラルネットへ ルーラル電子図書館 食農ネット 田舎の本屋さん

別冊現代農業 2009年10月号
購入する

農家が教える 農薬に頼らない病害虫防除 ハンドブック

B5版 196ページ 定価1200円

 家庭菜園農家ならずとも、できることなら化学農薬を使わないで野菜や作物を育てたいという願いは同じ。本書は、そんな思いを持って、日々病害虫と闘ってきた農家の病害虫防除の工夫と知恵を網羅しました。野菜産地の農家の土着天敵をうまく生かす技、混植や混作、障壁作物の利用、ネットや照明による防除、手作り農薬など、農家が自分で確かめた知恵を惜しげもなく公開してくれました。

はじめに目次編集後記購入する

別冊現代農業2009年10月号

はじめに

 農業基本法(一九六一年)以来、農業の産業的自立が掲げられ、現在の農政改革も、それをさらに進めるものとして取り組まれている。産業の中でもとりわけ重要なのは、「物を生産する産業」である工業と農業だ。しかし、工業と農業の生産様式は全く違うし、工業製品と農産物は違う。例えば、世界の自動車の生産台数が三割減ったら、確かに大不況かもしれないが、人が大勢死ぬわけではない。一方、世界の食料生産が三割減れば、パニック、飢餓、紛争に直結する。また、自動車は数年でモデルチェンジを繰り返しながら生産し続けているが、二百年後の未来に自動車が存在するかどうかはわからない。しかし、食料の場合は、人類が存続する限り、同じ品質のものを生産し続けなければならない。

 個々の経営体が市場を通じて自由な競争を繰り広げれば、「見えざる手」によって、最も効率的に商品の需給バランスが保たれると信じられているが、農産物の総需要は総人口によっておおよそ決まるので、工業製品に比べて農産物は、需給変動の硬直性が高く、利潤率が小さくなる(収穫逓減)。すなわち、農産物は、それほど利潤はでないが、過不足無く、しかも決して途切れることなく永続的に生産を続けなければならない。同じ「商品」であるかのように見えても、工業製品と農産物は根本的に性格が異なる物なのである。

 近年、有機JAS規格や残留農薬等に関するポジティブリスト制度が制定されているが、このような基準や法によって、食品の安全が完全に保障されるわけではない。全ての食品を検査することが不可能である以上、不正を行なおうと思えば、抜け道があるからだ。結局のところ、消費者は生産者を信頼して食料品を得る以外に、生きる方法はない。つまり、農業など食料生産に関わる人々には、きわめて高い信頼が求められるということである。品質がよく安全な食べ物を永続的に提供することよりも、利潤追求を優先してしまうような精神の人々は、食料生産にたずさわるべきではない。世界中で家族農業が支持されるのは、経済的にも精神的にも自立した自作農民が、最も信頼性が高いことを、人々が経験的に知っているためである。

 農作物の病害虫を防除するには、化学合成農薬を使用するのが、最も簡単、確実な方法だ。そのために、現在の食料生産の大部分は、化学合成農薬の使用によって支えられている。近年は、毒性の範囲が広いものや残留性の強い農薬は次第に登録されなくなっているので、定められた使用法を遵守すれば、環境や人体に対するリスクはきわめて小さくなっている。農薬は危険で、無農薬だから安全などという、かつての理論は意味がなくなっている。

 だからといって、これからも農薬にどっぷりと依存しておればよいかといえば、そうではあるまい。作物を人間に置き換えて考えてみると(もちろん人間と作物は同じではない)、どんな人でも、怪我や病気のときは、医薬に頼るのが普通である。しかし、医薬さえ飲んでいれば、不養生、不摂生でもかまわないなどと言う医者はいない。

 すなわち、農薬を一切使ってはならぬなどということは意味がないが、生産者は、農薬を過度に投与しなくてもすむような健康な作物を作る努力を続けなければならない。健康で本当に美味しい作物を育てるには、それぞれの作物に適した土壌と環境を用意し、施肥、防除、輪作、混作などの栽培技術を駆使しなければならない。そして、健康で美味しい作物を永続的に育てることが、人々の信頼に応える最も確かな方法である。

 本書では、農薬に過度に依存せず、作物の病害虫を防ぐ方法を収集しました。


▲トップに戻る


「田舎の本屋さん」のおすすめ本

 農家が教える 農薬に頼らない病害虫防除ハンドブック

家庭菜園農家ならずとも,できることなら化学農薬を使わないで野菜や作物を育てたいという願いは同じ。本書は,そんな思いを持って,日々病害虫と闘ってきた農家の病害虫防除の工夫と知恵を網羅しました。野菜産地の農家の土着天敵をうまく生かす技,混植や混作,障壁作物の利用,ネットや照明による防除,手作り農薬など,農家が自分で確かめた知恵を惜しげもなく公開してくれました。 [本を詳しく見る]

田舎の本屋さん 

別冊現代農業 2009年10月号
購入する

農家が教える 農薬に頼らない病害虫防除 ハンドブック

目次

はじめに

〈カラー口絵ページ〉

イネ科牧草混植 鹿児島県 瀬戸山巌さん 撮影・赤松富仁

天敵名人のハウス 高知県 浜田忠光さん 撮影・赤松富仁

天敵図鑑 協力・岡林俊宏氏

タイリクヒメハナカメムシ/クロヒョウタンカスミカメ/ショクガタマバエ/ヘアカブリダニ/ハダニタマバエ/タバコカスミカメ/コレマンアブラバチ/ナナホシテントウ/ヒメカメノコテントウ/ナミテントウ/コミドリチビトビカスミカメ/ヒラタアブ/アカメガシワクダアザミウマ/ヤマトクサカゲロウ/ハモグリミドリヒメコバチ/キイカブリダニ

家庭菜園の害虫と天敵 本田進一郎

納豆菌+乳酸菌+酵母菌の発酵液 愛知県 河合正信さん 撮影・赤松富仁

ヨモギの天恵緑汁 東京都 福田俊さん

スギナ汁 茨城県 米川二三江さん 撮影・田中康弘

唐辛子+にんにく+もみ酢 埼玉県 加藤隆治さん 撮影・田中康弘

植物エキス 福岡県 白水善照さん

Part1 農薬に依存しない防除法

天敵活用で産地の防除が変わった 高知県安芸市

天敵栽培すると、問題になってくる虫たち 岡林俊宏

クロヒョウタンの産地間引っ越し 松本宏司

天敵が増えるバンカー法の実際 長坂幸吉

ナス ソルゴー障壁と黄色蛍光灯で農薬使用が激減 小宅要

カンキツの総合防除 ほとんどマシン油、ボルドーのみ 田代暢哉

麦マルチ+ソルゴー障壁でオクラの害虫を防ぐ 群馬県 小柏富雄さん

イネ科牧草との混植で病害虫がでない 鹿児島県 瀬戸山巌さん 文・写真 赤松富仁

【使い方のコツ】防虫ネットと不織布べたがけ 辻勝弘

【野菜二〇品目を無農薬】大きい虫はネットで、小さい虫は天敵で 三重県 福広博敏さん

防虫ネットの利用技術 田口義広

防蛾灯と誘蛾灯で、果樹園から夜蛾を追い出した 深澤渉

黄色蛍光灯をもっと安く、効果的に使う方法 岡林俊宏

リンゴ酢で減農薬 何でも自分で作る 岩手県 小山田博さん

【学校給食野菜】手作りの発酵液で無農薬 古川ケイ子

えひめAI-2の作り方 写真協力・吉沼正広さん・酒井由美子さん

フェロモン利用で天敵を活かす 小川欽也

植物がもつ防御物質 手林慎一

二十一世紀に求められるのは「植物源農薬」 大澤貫寿

植物の病害抵抗性誘導 静岡県農試病害抵抗性誘導プロジェクト

昭和二十年代の農法 捨てた技術に宝があった 水口文夫

麦わら、稲わらの利用/不耕起ベッド/くりつけ作業で害虫防除/ため池の泥と山の土/鶏で害虫退治/蛾のときに駆除する

IPMからIBMへ 生物多様性と病害虫防除 桐谷圭治

【あっちの話こっちの話】
柿酢でキュウリも病気知らず/モロヘイヤのアブラムシ除けに自家製柿酢

Part2 害虫の生態と防除法

アザミウマ
光反射シートでアザミウマが飛べなくなる 土屋雅利
アザミウマの天敵をバーベナで惹き寄せる 西田聡

アブラムシ
ヨモギでメロンのアブラムシを防ぐ 小川光
アブラムシの天敵を増やすマメ科植物 木嶋利男

ウンカ
疎植、かけ流しでウンカが寄らない 大分県 井福儀さん

カメムシ
茶園のカメムシにペパーミント 小俣良介

カイガラムシ
ゼラチンでアブラムシ・カイガラムシ防除 宮阪菊男

コナジラミ
コナジラミは寝込みを襲え 茨城県 伊藤健さん

コガネムシ
コガネムシ対策知恵袋

ニジュウヤホシテントウ
ニジュウヤホシテントウの防除法 福井県 辻勝弘さん

ハムシ
エンバクすき込みでキスジノミハムシが減る 中野智彦
ダイコンサルハムシ、コオロギ対策 古野隆雄

モンシロチョウ
ヘアリーベッチ混植でキャベツの害虫が減る 増田俊雄

コナガ
デントコーン、白クローバでキャベツの害虫減 赤池一彦

モモシンクイガ

スカシバ

ハマキガ
炭入りシートで、なぜか病害虫の被害が減る 落合進一

ヤガ
ニワトリはガの天敵 芋畑で虫を食べまくる 日高一夫
防蛾灯と誘虫灯と仕組み
ヤガの天敵はコウモリ/水におぼれるヨトウムシ
ヨトウ、スリップスに効くヨーグルト発酵液/ヨトウムシは米ぬかで下痢を起こす?/オオタバコガは、ホオズキを一番好む

タネバエ

ハモグリバエ

コナダニ
ホウレンソウのコナダニが太陽熱処理で半減 藤沢巧

ハダニ
お湯でイチゴのハダニ、うどんこ病が防げる 九州沖縄農業研究センター

サビダニ、フシダニ
ミカンハダニは害虫か? 川田建次

ホコリダニ

ナメクジ
銅線でナメクジをシャットアウト/苗を襲うナメクジにトウガラシ
鶏でナメクジ害ゼロ/ナメクジは椿の油かすでシャットアウト/ナメクジをビールの落とし穴で捕まえる
ナメクジが好きなものでおびき寄せる

センチュウ
酸欠でセンチュウを防ぐ 宮崎県 日高洋幸さん
カラシナすき込みでセンチュウ防除 写真・文 赤松富仁

【あっちの話こっちの話】
毛虫退治には、くず米でスズメを呼び寄せる/おもしろいように捕れる虫捕り器

Part3 病原の生態と防除法

アルタナリア 黒斑病ほか

ボトリチス 灰色かび病ほか
循環扇でトマトの灰色かび病激減 松浦昌平
通路に米ぬかふって灰かび病を抑える

クラドスポリウム 黒星病、葉かび病ほか
病気の原因は土壌水分 葉かび、灰色かびも出ない 守山重義
落ち葉の床土で葉かびに強いトマト 小西勲

コレトトリチューム 炭疽病
消費者の一言がきっかけの炭疽病対策

ディディメラ つる枯病
つる枯病退治は土療法で大成功 小川光

フザリウム 萎黄病、萎凋病、つる割病ほか
ネギ・ニラとの輪作・混植で高い防除効果 木嶋利男

グロメレラ 炭疽病、晩腐病ほか

フィリクラリア いもち病
柿酢でいもち病退治

ロセリニア 白紋羽病
白紋羽病発生の背景 荒木隆男さんに聞く
サクランボの白紋羽にフキ、ミョウガ

スクレロチニア 菌核病ほか
菌核が出たらブロッコリーをつくろう 水口文夫
米ぬか散布で灰色かび病、菌核病が出なくなった 宮崎県 大南一成さん

スフェロテカ うどんこ病
ケイ素は作物の抵抗性を発現させる 渡辺和彦、前川和正
ケイカルの浸み出し液でイチゴのうどんこ病防除 千葉県 花沢馨さん
うどんこ病にスギナ汁 鹿児島県 山下勝郎さん
熱ショックで病気が防げる仕組み 佐藤達雄

ベンツリア 黒星病
手作り発酵液で黒星が出なくなった 宮本敏史

バーティシリウム 半身萎凋病、萎凋病ほか
ヒエ緑肥でナスの半身萎凋病を一掃 草刈眞一
ニラ混植、輪作でナスの半身萎凋病を防ぐ 神奈川県 桜井正男さん

ヘリコバシディウム 紫紋羽病
梅酢とシソが紫紋羽に効きそうだ 今井達之
紋羽病はトリコデルマ菌で治る 茨城県 黒田恭正さん
紫紋羽病 カニ殻+パーライトに高い効果 青森県 藤田孝二さん

プシニア さび病
ミカンの皮で、ネギの赤さび病対策 阿部幸子

リゾクトニア 苗立枯病、根腐病ほか
キチンでリゾクトニアによる病害が軽減 宮下清貴
土壌の生き物が病原菌を減らす 中村好男氏に聞く

スクレロチウム 白絹病、黒腐菌核病ほか
白絹病には木酢液の灌注 大分県 入田泰則さん

ペロノスポラ べと病
タマネギのべと病、追肥時期を誤ると病害多発 水口文夫
昆布とキクイモエキスでベと病がとまった/結露を防げば、べと病、灰かび病も防げる

シュードペロノスポラ べと病
ベと病、さび病、うどんこ病にツクシ汁 古賀綱行さん

ピシウム 根腐病、苗立枯病ほか
麦の間作でコンニャクの根腐病、えそ萎縮病が減る 生方喬美

フィトフトラ 疫病ほか
排水対策でジャガイモ疫病を防ぐ/狭い通路、長いベッドは排水不良に注意/カルシウム施用でダイズ茎疫病が減る
キュウリの疫病に苦土石灰

プラスモディオホラ 根こぶ病
根まわりへの消石灰・堆肥施用/消石灰の局所施用で根まわりだけ高pHに/大麦との輪作/カルシウム施用でダイズ茎疫病が減る/大根の緑肥で根こぶを防ぐ
大豆を入れれば根こぶは出ない

スポンゴスポラ 粉状そうか病
豚尿液肥が粉状そうか病を抑えた 北海道真狩村から

アグロバクテリウム 根頭がんしゅ病
納豆ボカシで根頭がんしゅ病、軟腐病にサヨナラ 神奈川県 浜田光男さん

エルウィニア 軟腐病
苦土石灰で軟腐、褐斑、葉かび、炭疽も抑える 茨城県 大越望さん
苦土石灰で軟腐病が止まった 熊本県 宮崎政志さん

シュードモナス 斑点細菌病、腐敗病ほか
黒砂糖農薬で、斑点細菌病が発生しなくなった 鹿児島県 大坪進伍さん

ラルストニア 青枯病
トマトの青枯病に生石灰水の灌注(千葉県 福原敬一さん)/籾がら堆肥で青枯病を克服(群馬県 金井さん)
青枯病は三〇℃以下の地温にして防ぐ(千葉県 若梅健司さん)

キサントモナス 褐斑細菌病、かいよう病、斑点細菌病、黒腐病ほか
ソルゴー防風垣で、かいよう病を抑える
レモン かいよう病は「黒砂糖+米酢」で防ぐ(愛媛県 矢野源一郎さん)/かいよう病に塩が効く(愛媛県 岡野勲さん)

ストレプトマイセス そうか病ほか
そうか病に米ぬかが効く(鹿児島県 川村秀文さん)
消石灰で、ジャガイモがピカピカ、ポクポクに 佐藤正夫

【あっちの話こっちの話】
激辛ハバネロエキスで虫もスズメも退散/炭と米ぬかでアブラムシなしの元気なバラ


▲トップに戻る


編集後記

◆一九七〇年から減反が始まったのは、農家が米の生産量を増やしたからではなく、米の需要が減り続けているからである。米の一人当たりの消費量は、一九六二年には精米で年間一一八キロであったが、二〇〇六年には六一キロまで減った。その背景には、パン食の普及や副食の充実があるとされるが、もっとも大きな原因は、ご飯が美味しくなくなったことではないだろうか。二十年ほど前に、東北各地を旅すると、旅館で出されるご飯の美味しさに驚いたものだ。当時はササニシキ全盛であった。近年は、どんなレストランや旅館でも、美味しいご飯を食べたことがない。

 米の食味を良くするもっとも効果的な方法は、肥料をやり過ぎないことだ。日本中の農家が、肥料を減らして反当七俵以上とらないようにすれば、米の食味は良くなり、肥料代は安くなる。いもち病や害虫も少なくなるので、農薬は減り、倒伏もしない。減反しなくてもいいので、休耕田が無くなり、カメムシも減る。そして、食味が良くなれば、昔のようにご飯を食べるようになるに違いない。

 ところで、農家の経営規模が大きくなれば、生産性が向上すると考えるのは誤りだ。EUでもアメリカでも規模の大きな農家ほど、直接支払いによって手厚く保護されている。かつてのソ連や中国では、大規模な国営農場は生産性が上がらず、自作農化することで、生産性を回復することができた。規模の大小には関係なく、自作農がもっとも高い生産性を持続できる。経済学的には、独占的な経営体が現れて農産物価格を支配しない限り、農業は工業のように利潤は出ない。

 日本の農家で一番経営が安定しているのは、兼業農家や年金農家である。彼らは、たとえ人件費がゼロでも生産を継続することができるからだ。農業以外に収入が無い専業農家は、彼らに価格競争で決してかなわない。日本の豊かな食卓は、農村の老人たちの安い労賃によって支えられているのである。(本田進一郎)

◆三十年ほど前、『害虫とたたかう 防除から管理へ』桐谷圭治・中筋房夫著(NHKブックス)という本に出会って、目から鱗が落ちた。農作物を食害する相手はとにかくタタク、その効果の大きさだけが価値基準であったものを、農薬を散布する経費とその効果をしっかりと把握した上で、決めるべきだという経済的防除水準が打ち出されていたように覚えている。当時、そのことを発表するだけで大変な闘いがあったと聞く。今、桐谷先生は、IPM(総合的病害虫管理)からさらに発展させた、IBM(総合的生物多様性管理)を提唱し、新しい防除の考え方を訴え続けておられる(本書にも収録)。

 この本は、農家の人たちができるだけ化学農薬に依存しないで作物を育てていこうと格闘してきた技と知恵を、月刊『現代農業』の記事を中心にピックアップして再編集したものだ。購入する資材も取り込んだ防除の取組はもちろん、土着天敵、自分の目で確かめた手作り資材、作物の見方、育て方の技を、病害虫の弱点を見抜くため診断法を、最新生態の知見とともにお届けします。(西森信博)

「田舎の本屋さん」のおすすめ本

 農家が教える 農薬に頼らない病害虫防除ハンドブック

家庭菜園農家ならずとも,できることなら化学農薬を使わないで野菜や作物を育てたいという願いは同じ。本書は,そんな思いを持って,日々病害虫と闘ってきた農家の病害虫防除の工夫と知恵を網羅しました。野菜産地の農家の土着天敵をうまく生かす技,混植や混作,障壁作物の利用,ネットや照明による防除,手作り農薬など,農家が自分で確かめた知恵を惜しげもなく公開してくれました。 [本を詳しく見る]

田舎の本屋さん 


▲トップに戻る