月刊 現代農業
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石灰防除 100人に聞きました

効果にビックリアンケートの内容、読者の声を編集部でまとめました

100人の声より

イチゴ

いっぱいふったぞ苦土石灰
たしかに炭そ病は出なかった

花沢馨

どうせやるなら、枯れるまでかけてやれ

 苦土石灰を「とちおとめ」の苗にぶっかけてみたら、ほんとうに炭そ病が出なかったよ。あれはよかった。

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 2年前だったかな、最初に記事を読んだときは、正直タブーだろうって思ったよ。だってイチゴは弱酸性を好む作物でしょう。危ない技術だなあって。

 うちは面積が多いから、仕立てる苗は4万本。炭そが出るときはその半分近くやられることもある。それが毎年出たとなったら、もうどうすんだって感じなわけじゃない。だから少し気になって、記事に出ていた茨城の大越望さん(06年6月号234ページ)が、ほんとうに石灰をふっているか確かめてみたのさ。そうしたら、かけてるって言うから、俺も試験してみたわけ。

 そのときは高冷地育苗で標高1000m以上ある栃木県の鶏頂山の苗場で作ってたんだけど、5a分だけ、1週間に1回くらいかけたかな。どうせやるなら、枯れるまでかけてやれ! という勢いで20袋、400kgくらいは使った。

 そうしたら、障害がまったく出ないんだよね。それで炭そも出なかったのよ。その年は温暖化の影響で山の上の涼しい苗場でも炭そが激しく出てね。60軒くらいのうちの、ほとんどの人がその洗礼を受けたんだけど、うちの苗だけはいい仕上がりだった。石灰をふったときは「あいつは何をやっているのだろう」と訝しげに見ていた仲間にも苗を分けてあげたほどだからね。

葉がピン!と上向きの「すげー苗」に

以前からイチゴに苦土石灰をふりかけている大越望さん。07年6月号56ページ参照(倉持正実撮影)

 苗質? もうお話にならないくらい、いい苗になった。いままでは葉が垂れるようなものも多かったけど、どの苗も葉がピン!と上向き。見に来た仲間も、みんな「すげー苗だ、すげー苗だ」って言ったんだから。ほんとうに惚れ惚れする苗だったよ。

 大越さんと、苦土とカルシウムがしっかり効いているからじゃないかという話になったね。

高設ポットでも問題なし

 昨年は山に上げないで、地元の千葉県で育苗した。かなり暑いところだけど、石灰を雨ふり前と後にかけたせいか、炭そは出なかったね。うちの育苗は高設の愛ポットだから、山の地植え苗に試験したときほどは石灰をかけてないけど、障害はないし、いい苗になったな。

 苦土石灰を使い始めてまだ二年だけど、石灰は乾かす効果があるのかな。地表面に膜を作って、ドロはねを抑えるんじゃないかなって思う。よく、ランナーを早く出したいからって葉面散布なんかを何度もやったりするけど、ジメジメした環境にしたら絶対ダメ。「水は一瞬でかけろ」っていうのが俺のやり方。

 それと、炭そを抑えられたのは、早くから免疫力をつけるために「豊作物語」という酵母資材も使っているせいもあると思う。でも石灰で炭そ病の予防ができることは確かだと思うよ。     (千葉県旭市)

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