月刊 現代農業
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巻頭写真

大変だし、嫌になるけど、チョット好き。
スパッと切れた爽快感、刈ったあとの達成感……。
つらい仕事を楽しむための工夫の数々。
さあ、草刈りシーズン本番!

「刈り払い機 編」コーナーより

8枚刃、笹刃、チップソー、ナイロンカッター
刈り刃をうまく使い分ける

山口・繁澤 求

8枚刃で昔の棚田の法面を草刈りする(写真はすべて倉持正実撮影)

 私は山口県周南市に在住しております。近くに周南工業地帯があり、大半の方が工場に勤務しながら農業をしており、私も12年前まで工場で働いていました。現在は土木工事や草刈りのアルバイトをしながら、水田3反、畑2反5畝、竹林3反、山林10町の耕作・管理をしています。

筆者(68歳)

 私が住んでいるのは十数戸の山間集落で、段々の田畑で草刈り作業をするのは大変です。5〜10月の半年は草との戦いが続きます。

壁に垂木を取り付け、刈り払い機の刃を引っ掛けて吊り下げ収納。マフラーの排気口にドロバチが巣を作ることがあるので、長期間使用しないときはエンジン部にレジ袋をかぶせる

 わが家で刈り払い機を購入したのは45年前だと思います。当時は3枚刃、4枚刃が主流でしたが、数年後に8枚刃が発売されてからは、8枚刃を使うようになりました。当初はグラインダーで研磨していましたが、研磨のバランスが悪くて草刈り時に手元が激しくブレることもありました。

 しばらくして、父が農機具展示会で8枚刃専用の研磨機を購入しました。これでラクに、正確に研磨できるようになりました。その後はずっと8枚刃が主力で、チップソー、笹刈り刃(笹刃)、ナイロンカッターなども使っています。現在、刈り払い機は5台所有しており、おもに3通りに使い分けしております。

8枚刃はラクに研げる、オールマイティーに使える

8枚刃は直径250mmだが、180mmまで研磨機で研げる。1枚700円前後と安価で長持ちする点がいい

8枚刃専用の研磨機がない場合は、コンパスのような専用の定規で線を引いてグラインダーで研ぐこともできる

 主力の8枚刃は、休耕田、畑、法面、ササ、山林の下草刈りと、オールマイティーに使用しています。

 小石などに当たると刃がすぐに欠けますが、専用研磨機を使えば、5分程度で誰でも均一に研磨することができます。私は雨の日などに研いでおいて、1日仕事で草刈りに出るときは、3、4枚替え刃を持って行きます。1時間半ほど使ったら刃先が丸くなって切れ味が悪くなるので、取り換えるようにしています。

 最近は8枚刃を使う人は少ないですが、チップソーよりも簡単に何十回と研げるので、小石を気にすることなく使えます。1枚700円程度と安価で長持ちし、コスト面でも一押しです。

8枚刃専用の研磨機。父が40年ほど前に約5万円で購入したが、現在なら2、3万円で買える

高さと角度が固定されたグラインダーを、8枚刃の形状に合わせて正確に動かすことができる。刈り刃の大きさに合わせてセットしたら、ハンドルを前後左右に動かすだけで均一に削っていける

8枚刃で草刈りした後のようす。スパスパッと切れるので、刃に草を載せて片側に寄せやすい

 この取材時に撮影した動画が、ルーラル電子図書館でご覧になれます。 http://lib.ruralnet.or.jp/video/

「田舎の本屋さん」のおすすめ本

現代農業 2018年7月号
この記事の掲載号
現代農業 2018年7月号

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