5月号の主な記事(予告)4月5日発売
■巻頭特集
代かきを120%うまくやる/浅水代かきでワラも残渣も浮いてこない、均平もバッチリ/PTO、エンジン回転数、車速はどうする?/じつはかきすぎていた!? 2回より1回のほうが生育がいい/深水代かきで雑草のタネを残らず浮かす■くらし・経営・地域のページ
挿し芽でまる儲け、ミニトマトもブロッコリーも/聞き書き女性農業史/大盛況、誌上タネ交換会のご報告/農福連携の現場を見る■稲作・水田活用
もうやめられない条抜き稲作/集落で超疎植、10a苗箱3・8枚で慣行以上とる/根粒を生かしてダイズ多収■野菜・花
緑肥で30品目の野菜を無農薬栽培/ネギ・タマネギの定植術/アヤメと大麦の花束が直売所で大人気■果樹
ナシ、芽かきで基部がはげた長果枝に1sの巨大幸水が成る/ブドウ、食べきりサイズの新花穂整形、摘粒もラクラク■山・特産
耕作放棄地で無農薬和綿/続・シイタケ原木の春切り■畜産
自家育成・一産どり一貫経営の母牛群/ニワトリのメスの去勢に成功/良質な羊毛をつくる■機械・道具
田植え機のスタック回避策&脱出法編 集 後 記
▼1960年代にプラスチック製品が世に出回ってから、竹の需要が一気に減ったそうだ。でも今は世界的な脱プラ時代。竹が再注目される日も近い!? とはいっても、どんどん広がる竹やぶの進行は待ったなし。今月号は竹を切りたくなる技が詰まっています。(石川)
▼それはちょっと異様な光景。鍬でタケノコの周りの土を掘ると、ポロポロとでっかい幼虫が姿を現わす。竹山の土全体が極上カブトムシ堆肥に。夏は直売所で成虫販売。竹やぶが宝の山に様変わり(72頁)。(伊藤)
▼タケノコを採り逃したら幼竹をメンマに。1m切りと間引きで整備し、いい親竹を生かせばいいタケノコが生まれる。ひとまずいまは、どこか手近な竹を切りたい気分。(五十嵐)
▼できた農産物のことをじっくり考えてみたり、店頭で読むお客さんのことをあれこれ思い浮かべてみたり。手書きPOPを作るというのは、じつは農産物やお客さんと向き合うことでもあるのかも(266頁)。(小河)
▼茶農家の西さんは、畑を発酵させる「こうじ化」(220頁)に加え、米ヌカをまいて、そこに集まるカビの力で、大敵クワシロカイガラムシを退治している。1月号のタイトルの通り、「農家は菌と仲良しだ」。(川普j
▼編集部には最近、毎日のようにタネが届く。2月号で案内した「誌上タネ交換会」への応募だ。その一通一通が、農家の自家増殖「原則禁止」への異議である(294頁)。農水省の担当者にも、耳を傾けてほしい。(山下)
▼各地の講習会に参加し、自分の産地だけの表現や技術を超えてナシ農家とつながる「共通言語」を手にした橋本さん(196頁)。読者にもそれを伝える連載にしたいです。(柳島)
▼リンゴの黒星病(178頁)。2019年度の青森の防除暦からは、芽出し当時の特別散布は削除されるそうだ。それで防いでいる農家はいるし、ベフランは耐性もつきにくい。やって損はないと思うが……。(岩瀬)
▼トンネル育苗の床固めローラーを苗踏みに転用した鳥海さん。当初ペンキ塗り用を使っていたが、苗箱が増え自作に至った野沢さん。ローラーは使う人を語る(96頁)。(渡邊)
▼タマネギの多収農家碇さんの連載が始まった(136頁)。常識にとらわれず、効率よく畑をまわすワザがすごい。「エライ思いして、儲からんとしんどい」からこそ工夫がある。(中村)