6月(防除特集)号の主な記事(予告)5月2日発売
■巻頭特集
もしかして間違ってる!? 農薬のまき方 まく時間帯は朝?昼?夜?/雨の前か雨の後か/散布圧は高いほうがいい?/薄くても効く?/展着剤の使い方/防除作業のイライラ解消■困った病害虫相談室
ホウレンソウ萎凋病/ブドウのクビアカスカシバ/ヤマビルほか■野菜・果樹の天敵栽培
キュウリ・ミニトマトのアザミウマをカスミカメが抑える/ナシ・リンゴ・モモのハダニに天敵活用■微生物農薬を使いこなす
ブロッコリー軟腐・花蕾腐敗病を防ぐ■新登場の緑肥の実力やいかに
■ネギ・タマネギの話題の病害虫
黒腐菌核病/キノコバエ/べと病■RACコードでローテーション
ネオニコ3連発を改善/Q&A■銅剤はやっぱり偉大
ネギの軟腐病にボルドー/砂糖で薬害防止■ますます広がるドローン防除
中山間の田んぼ15haを守り抜く■オリジナル防除機でラクラク
■イネの紋枯病
アゼの焼却&ホタテ粉末散布&油流し込みで防ぐ■斑点米カメムシ
うちの地域はどのカメムシ?/防除カプセル■難防除雑草対策
帰化アサガオ対策/北部九州でカロライナツユクサ/雑草イネは発芽させて叩く▼今月は代かき特集。「浅水」と一口に言っても、それぞれの考える水の深さは違うことが判明(84頁)。これまでの「ものさし」を少し変えてみると、新しい世界が見えるかも!? 泥作りの塩梅を見極める技は、時代とともにまだまだ進化していきそうだ。(石川)
▼田んぼの土はトロトロでなんぼ、団粒構造なんて畑の話と思っていたが、イネの生育にも超重要。昭和30年代からその問題を指摘していた偉人の存在にも驚いた(70頁)。(伊藤)
▼冬は小雨、夏は猛暑が続き、シイタケホダ木は水不足になりがち。「春切り」(222頁)での生木接種は、もちろん別途管理は必要だが、異常気象対策の一つとしても注目だ。(五十嵐)
▼シフォンとは薄い絹織物という意味だそう(278頁)。ふんわり絹のようなケーキに仕上げる秘訣は手際のよさ。そのために肝心なのはやっぱり日々の積み重ねなのだろう。(小河)
▼補植は苦痛だ。自分はまだしも、奥さんやパートさんにまで、地面に這いつくばってもらうのは忍びない。そんな思いから、ネギ農家の小川裕策さん(126頁)は、苗をピシッと植える方法を考えてきた。(川崎)
▼一昨年からA型事業所の閉鎖が相次ぎ、職を失った障害者は全国に1000人以上という(290頁)。外国人実習生もけっこうだが、障害者の手を借りたい。地域に残り、担い手となりうるのはどっちだろうか。(山下)
▼編集部に届いたタネ103通。「なにがなんでもこのタネが欲しい」「こんなに苦労して育てた」という熱い想いに打たれながら、送り先を考えました。自家増殖バンザイ!(柳島)
▼ナシの長果枝(178頁)。棚栽培のナシは、立木の樹と比べると農家がとれる選択肢は限られている。選択肢が限られているからこそ、農家は工夫を凝らす。その工夫のワザを教えてもらうのが、とても楽しい。(岩瀬)
▼代かきは一番難しい――。編集を進めるほど中田さん(46頁)の言葉が沁みた。97頁の鳥海さんにも注目。ご近所さんとの話題は常にイネ。心から栽培の工夫を楽しむ。(渡邊)
▼植物がどう花をつけるのかと、いざ聞かれるとわからない。でもマメ科野菜は花のつき方がおいしさにつながっている(160頁)。知れば野菜づくりは、もっと楽しい。(中村)