月刊 現代農業
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11月号の主な記事(予告)10月5日発売

■巻頭特集 野山から、売れる 枝物・葉っぱ図鑑/サルトリイバラのリースが1500円/トウガラシの赤・黄・オレンジの実物/ナンテンが毎日100束売れる/マツはせん定ついでに枝物販売/元手タダでヤナギを25万本出荷/サカキ&シキミを高品質に仕上げるコツ/葉っぱビジネス絶好調/果樹のせん定枝でひと稼ぎ

■くらし・経営・地域 干し柿のカビを防ぐワザ、極上に仕上げるワザ/旨みも栄養も増える キノコは一度冷凍すべし/知らなきゃ損する消費税10%の話/ポイント還元対応の決済システム

■稲作・水田活用 もしかして間違ってる!? 精米機の使い方/ムギを上手に浅く播く

■野菜・花 炭酸ガスも電照もなし/うまいイチゴの連続どり/トマトの誘引・葉かきをラクに速く/年3作できる輪ギクの環境制御

■果樹 冷蔵・冷凍でうまく長く売る/早摘みカンキツで稼ぐ/ママ農家、直売でナシを売り切る

■山・特産 中型害獣の見分け方

■畜産 発酵TMRセンターを酪農家と一緒に見た/手軽で牛の負担も少ない去勢機具

■機械・道具 防除用ドローンを自作/モノラックのメンテナンス

編集後記

▼連作障害の正体に迫った。教科書的にいえば、原因は主に三つ(39頁)。だが、現場の感覚からすると、原因はもっと他にいろいろある(52頁〜)。日々の管理から発想する農家の着眼点と、その解決方法はさすがだ。答えは現場にあり!(石川)

▼鉄散布で野菜の味が変わる、貧血が治る……。何より大事なのは森の沢水、畑、生き物、海の鉄分循環をイメージして散布すること。農家が信じて実践すると、食べる人にも伝播する。「単なる機能性野菜でない」のも魅力の一つ!?(96頁)(伊藤)

▼糞尿問題を解消できないと畜産は続けられない。面積あたりの糞尿負荷は全国的な課題だ(302頁)。積極的に利用しつつ、牛が喜ぶ草を作り続けるためには、チッソ施用の見直しが一つのポイントだ(242頁)。(五十嵐)

▼小林さん(229頁)に会いに埼玉県へ出かけたらとにかく暑い。小林さんも「今年は異常」と。イネが暑さに負けないようにどんな手が打てるか。お金もかかるし遠回りにも思える土づくりだが、成果がデータで見えてくることを期待したい。(小河)

▼壮絶な、山下友子さんvsチャドクガ(276頁)。山下さん、打たれ強くて、威嚇され、皮膚がかぶれ、茶葉を食いつくされてもめげなかった。最後は「大地の再生」で起死回生。水と空気の流れをよくすれば作物が元気になるばかりか、害虫も減る。(川ア)

▼連作障害について、知っていたようで、知らなかった話が今回もあった(38頁)。一方で、ナスとトマトとで連作障害の重さが違う理由、「発病抑止土壌」の詳しいメカニズムなど、謎も残る。だから面白い。(山下)

▼「細根(さいこん)です!」「新根(しんこん)が出ました!」。嬉しそうに浦木さんが言うたびに脳内では再婚と新婚の文字が浮かんできて、栽培でも人生でもめでたい言葉だと思いました(205頁)。(柳島)

▼長谷川さん(173頁)は「への字に変えたらイネ自身が頑張るようになって、見ていて気持ちがいい」と、熱く語ってくれた。まさに、作物との交歓ではないか。きっかけは1冊の本だったのかと思うと、編集者として身が引き締まった。(渡邊)

▼最近サプリを買ってみたが値段が天井知らずで驚いた。あれもこれもと手を出していたらキリがない。ヘソディム(148頁)は畑の健康診断を行ない、結果を基に3段階別の治療をする。わかりやすいし必要な防除だけするので、懐に優しい。(中村)


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