月刊 現代農業
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1月号の主な記事(予告)12月5日発売

■巻頭特集 “鉄”効かせ方が見えてきた/野菜には茶葉でタンニン鉄/巨大レタス、糖度13度のスイカ/茶葉すき込みで、皮までおいしいゴボウ/図解“鉄”学講座/二価、三価、還元、酸化とは/鉄茶とタンパク質で貧血解消/市販の鉄資材、私の使い方/鉄で牛舎と曝気槽のニオイが減った

■くらし・経営・地域 ペットボトル甘酒&発酵小豆/私の薬草ぐらし/知って防げる農家の腰痛/農家、ユーチューバーになる/農家だからできる「農福リハビリ」

■稲作・水田活用 偉大な先輩の農法に学ぶ/預かった圃場を間違えない管理術/米の少量定期配達

■野菜・花 続々稼げる、夢のようなベッド/ネギの生理がわかると管理が変わる/売れる枝物図鑑

■果樹 カンキツのチェンソーせん定/短果枝に成らせる1個1000円のモモ/薄井流リンゴ栽培

■山・特産 摘採機で茶園の落ち葉を吹き飛ばす/1群で20kg採蜜する巣箱の作り方

■畜産 初めての放牧、耕作放棄地での課題解決法/フォークリフトでラクラクロール運び

■機械・道具 廃材だけで作れるパイプの曲げ伸ばし装置/マニュアスプレッダの排気口を改良

編集後記

▼台風で家の周囲が1m冠水し、翌日は泥の撤去作業に追われた。想像以上に大変だったが、心救われたのがご近所や各方面からのマンパワー。「共同」「協力」が生み出す限りない力を実感した。被災された地域の復旧を心から願っています。(石川)

▼「まさねぇ」と一緒に歩くと、ただの草っぱらやヤブが、うまそうな食事場や暖かそうなお部屋に見えてくる。オレンジ色の実が枝一面にぶら下がった「放ったらカキ」も、もはや冬の風物詩なんて言ってられない(36頁)。(伊藤)

▼先憂後楽が信条の森田さん(220頁)。原木の仕分けは手間に見えても、原木の性質を生かし原木が発するサインを見落とさなければ、シイタケ菌のスタートダッシュを助け、後の管理は確実にラクになる。(五十嵐)

▼担当した連載二つが最終回(160頁、272頁)。著者は両方アキラさんで野菜づくりを全力で楽しむ姿もよく似た2人。慣れぬ執筆に苦心されていたが、私にはアキラ200%の忘れ難い1年となった。感謝です。(小河)

▼台風15号の後、千葉の母ちゃん農家(79歳)が電話で語ってくれたこと。「ハウスはひっちゃかめっちゃか。でも、私から野菜づくりをとったら何も残らない。意地でも農業をやめるもんかって思いました」。こちらも全力で被災地を応援したい。(川崎)

▼台風15号の取材から帰ってきたと思ったら19号が発生、甚大な被害を残して去った(288頁)。伊藤秀雄さんは、「異常気象」とはもう呼べない、当たり前になってきたという。備えて、助け合うしかない。(山下)

▼当たり前だけれど、畑の土や風向き、日当たり、品種によって、適した栽培方法は全然違う。それぞれの畑で試行錯誤してできた日本ワイン。これからはブドウ畑を思い浮かべながら味わいたい(188頁)。(柳島)

▼92頁横田農場、じつは2台目のコンバインが隠されているのでは?と探したが、なかった。仕事に文句を言っているうちは、「働かされて」いるだけ。従業員自身が自分の動き方を考え工夫することが、効率アップや働き方改革への近道だ。(渡邊)


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