月刊 現代農業
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8月号の主な記事(予告) 7月4日発売

■巻頭特集 放ったら果樹&庭先果樹で小さく稼ぐ、大いに楽しむ/庭先果樹のお悩み相談室 実がつかない、カンキツや熱帯果樹はどこでも栽培できる?/ナシ、モモ 受粉樹を接いで自動受粉/鉢植えアボカド&コーヒー/ノコギリ横向きせん定でウメ復活/放ったら果樹シャーベット/自動車学校で目にいいハックルベリー栽培

■くらし・経営・地域 とっておき!農家の冷凍のワザ/効果バツグン、スイカのカラスよけ/わたしの脱ネオニコチノイド

■稲作・水田活用 高温時代、やっぱり追肥が必要だ 穂肥をふったら反収1俵増、ドローンで穂肥散布/台風でも倒れない条抜き

■野菜・花 2019年のイチゴ不作は苗のせい!? 温暖化による未分化定植が問題だ/ハウス屋根の散水でチンゲンサイの秀品率アップ/アスパラの少量多かん水

■果樹 酷暑の夏でも、ブドウの着色をよくするワザ 短果枝で極上のモモづくり/デコポン、マシン油バケツで簡単かん水

■山・特産 夏キノコで稼ぐ

■畜産 いつものエサ+αで牛の暑熱対策 分娩後の和牛にケール、グリセリンでムダ熱を防ぐ

■機械・道具 SSタンクを直す

編集後記

▼「落ち込むつもりはない」「いま燃えてる」「あがこうと思う」…。使命感に突き動かされるかのような農家の取り組みの数々。伝えずにはいられない。そんな想いに駆られた7月号だった。コロナ後の農業・農村の役割も農家と共に探りたい。(石川)

▼慣行樹は光合成量の35%しかリンゴに回ってなかった!? 高密植のカームツリー樹は60%(194頁)。樹姿は、細くて長くトマトのよう。そういえば、連載中の薄井さん(228頁)のマルバ樹も、細くてスーッと長く伸びた主枝が特徴だ。(伊藤)

▼牛肉の輸出分が滞留し、オリンピックが延び、がっかりの「相場感」。でも巷で肉が食べられていないわけじゃない。吹けば飛ぶような「お肉券」よりもっと骨太の、国内需要を伸ばすつながり方があるはずだ。(五十嵐)

▼難局でかえって魂に火がついた農家。その頼もしさを感じる一方で心に残るもやもや。結局、今回の騒動って何なんだ? 正直、整理がつかないが、教育や医療に社会のしわ寄せがいったことは忘れずにいたい。(小河)

▼緊急特集なので、今回登場する人たちは、わずか数日で原稿を書いてくれた。そこから溢れ出るのはコロナ禍への思い、困難を乗り越える工夫、食べものをつくる誇り……。やっぱり農家は強かった! 心の底から希望が湧いてきた。(川﨑)

▼新型コロナによる休校、休園措置には、わが家も戸惑った(96頁)。子育て世代、孫育て世代の農家の皆さんはどうでしょうか。この未曽有の事態を、せめて、家族のきずなを深める機会と捉えたい。(山下)

▼高齢化でミカンの改植が進まず、温暖化で隔年結果が強まっている。半樹交互結実(216頁)は新しい技術ではないが、現場の課題を解決するために想いを持って取り組むことで、本当の意味での技術になる。(柳島)

▼田植え機の父ちゃんに母ちゃんが苗を渡す。いつも通り稲作が始まっていた。萩原さん(144頁)は言う。「とにかく平常心。病気にかからず適期に作業し、作物の力を引き出すだけです」。農家は強い。(渡邊)


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