月刊 現代農業
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9月号の主な記事(予告) 8月5日発売

■巻頭特集 暑さにも、大雨にも、除草にも 知らなかった酢の実力/お酢をかけると、作物が乾燥に強くなる/お酢で誘導されるホルモン、ジャスモン酸って何?/大雨で弱ったホウレンソウがお酢で回復/酢酸は根から吸われる速効性の炭水化物/2.5%酢酸で、田んぼの大きくなったオモダカが枯れる/放ったらかしのカキ、規格外キャベツからお酢を作る

■くらし・経営・地域 天日で干す!/トタンの上で何でも干し野菜に/わたしの脱ネオニコチノイド/進化する天気予報

■稲作・水田活用 コンバインを止めるな! 収穫し続けるコツ&段取り/サトちゃん流の四隅刈り/はざ掛けのコツとワザ

■野菜・花 速くて疲れない 野菜のスピード収穫/キュウリ 片手収穫でスピード1.5倍/かがわ型アスパラガス栽培システム/日持ち抜群のヘタなしミニトマト

■果樹 裂果を減らす/ブドウ 収穫2カ月前から扇風機を回して蒸散アップ/台車でラクラク収穫

■山・特産 ミツバチヘギイタダニの生態を知り、増やさない

■畜産 肥育農家がコロナ禍に思うこと/畜舎から熱を追い出す

■機械・道具 大容量自作乾燥機

編集後記

▼「ちょっといたずらしてみた」と、嬉しそうに話してくれる農家がいる。「楽しみ果樹」とは、まさにそんな世界。教科書にはない技が満載だ。クワの実の2回収穫術に、カキのミニジョイント風栽培に…。自分だけの楽しみ方を見つけられるチャンス。(石川)

▼果樹栽培は難しいが、「楽しみ果樹」ならできそうな気になる。リンゴの超低樹高栽培(60頁)はさらに低い超超・・低樹高も可能な模様。イギリスのガーデニングでは、ヒザ下にリンゴをならせる技術も。もはや果樹というより野菜の感覚。(伊藤)

▼周年親子放牧、リハビリ放牧など各地で放牧技術が深まるなか、「寝耳に水」の飼養衛生管理基準の改正案(240頁)。非常時の放牧制限に備えて畜舎が必要というが、そもそも、伝染病予防には3密を避けることが必要だったのでは?(五十嵐)

▼冷凍食品が普及したんで、最近は冷凍室の大きい冷蔵庫が増えているそう。でも、農家は冷凍食品ではなく、素材をとことん楽しむために冷凍室を使いこなす(260頁)。なんか、こういうところにも、農家の自給の思想ってやつを感じちゃう。(小河)

▼34ページの下村京子さんが「コロナ特集は涙なしでは読めませんね。土と生きている方々の文章はすばらしいです」と、先月号の感想を寄せてくれた。響いて、うれしい! 今月号も農家のやる気に満ちた顔、イキイキした顔が全開だ。(川﨑)

▼種苗法改定案が国会に提出されるも、審議が見送られた(278頁)。農家にも賛否両論あり、臨時国会まで、議論の時間ができたことをまず喜びたい。品種の海外流出と農家の自家増殖とは別に議論すべきだ。(山下)

▼農家がブドウの着色に気を使うのは、見た目がいいからかと思っていたが違った(187頁)。アントシアニンのおかげで果肉とタネが守られている。これからブドウを食べるときには皮に感謝しようと思う。(柳島)

▼一発肥料から分施に変えて1俵増収(103頁)。AIや一発肥料にすべては任せず、人が手を入れる部分を増やす。一見、時代と逆行するようだけど、気候変動の激しい現代、安定収穫する秘訣なのかも。(渡邊)


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