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「21世紀の日本と農業・農村を考えるための行動」 機関誌

機関誌第20号 頒布中です
(2003年2月発行) 
A5判・96頁 頒布価格 400円(税込み) 送料80円
 

第20号:特集のねらい

 今では広く使われている「食農教育」という言葉は、農山漁村文化協会(農文協)が編集・発行している雑誌の名前『食農教育』(今から5年前、98年8月創刊)で初めて世に出ました。食と農をつなげた「食農教育」は、新しく農文協が造語した言葉です。

「『食農教育』を地域で支援する」、この特集号には、三つの思い(こころざし)があります。

 (1)食と農の乖離(かいり)を縮めること。

 農業とは「いのちを育てる仕事」だと、体験するなかで感じさせたい。いのちを育てて、いのちをいただく。「いただきます」とは、いのちをいただくことへの感謝の言葉。田んぼの泥の感触は、縄文の時代から続く人の暮らしの土台。子どもたちに、生きる原点としての食と農への感性を育てたい。そのためには、学校の先生も変わらなければならないと、本号で埼玉県総合教育センター・蕪木豊所長が「提言」しています。

 (2)地域に教育をとりもどすこと。

 農家が「地域の先生」として、学校の先生を応援し、農業のやりがい・楽しさ、地域に根ざした食の豊かさを子どもたちに伝えたい。農家だけでなく、地域を支える多様な人が子どもたちとかかわり、地域の担い手をみんなで育てたい。今「ジジやババ」の世代の出番であることを、農民作家・山下惣一さんが語っています。

 (3)「学校区」から地域コミュニティの復興を。

 地域の農家と学校がつながれば、学校給食にも地域産物を提供して、地場産給食にも発展します。さらに農家と子どもの親がつながれば「学校区内自給」が広がります。都市化地域でも過疎地の農村でも、食農教育の輪から、再び「学校区コミュニティ」が盛り上がります。「食農教育」支援の取組みは、これからの心豊かな地域コミュニティづくり、地域自給的ライフスタイルの再興にもつながっているのです。

「食農教育」は今、農水省・文科省の重点事業になっています。本号では、各担当課から支援事業への思いと事業の内容をご紹介いただきました。あわせて各地の「学校と地域を変える」支援実践事例を紹介し、さらなる広がりを応援する特集号としました。

〈主な内容〉



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(事務局) 農文協提携事業センター 「行動」機関誌係

〒107-8668 東京都港区赤坂7−6−1
TEL 03-3585-1144 FAX 03-3585-6466

Email kurita@mail.ruralnet.or.jp


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