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あるく みる きく双書
「宮本常一とあるいた昭和の日本11」 
関東・甲信越1
田村善次郎 監修
宮本千晴 監修

「関東・甲信越1 宮本常一とあるいた昭和の日本11」

■解 説
 如何なる事柄でも、それに人為が加わっておればそこには人の心が含まれている。
要するに人によって作られたものはすべて人々の意思の表現なのである。そしてそれが如何に些細に見えても奥深く重大な心のこめられているものが多い。我々はだからどのような些細な人為に対しても無関心であってはならない。そしてその奥に含まれている人の心をよみとらねばならぬ。
 何気なく見すごされる風物の車にも人の真摯に生きていく姿が見出され、かつその伝統は古いのである。
               宮本常一
 (『宮本常一・旅の手帳(村里の風物)』八坂書房より)


高度経済成長に沸く昭和40〜50年代の日本、急速に姿を変えてゆく農山漁村の風景や暮らしの中に秘められた豊かさや知恵を探し求めて、ひたすらに歩きつづけていた若者たちがいた。民俗学者宮本常一と彼が率いた近畿日本ツーリスト株式会社・日本観光文化研究所に参じた若者たちである。この双書は同研究所が発行した幻の月刊誌 『あるくみるきく』を地域別、テーマ別に編んだ昭和日本の風土記集である。

目 次
はじめに
著者・写真撮影者略歴

■監修者紹介

田村善次郎(たむら ぜんじろう)
一九三四年、福岡県生まれ。一九五九年東京農業大学大学院農学研究科農業経済学専攻修士課程修了。一九八〇年武蔵野美術大学造形学部教授。武蔵野美術大学名誉教授。文化人類学・民俗学。
大学院時代より宮本常一氏の薫陶を受け、国内、海外のさまざまな民俗調査に従事。『宮本常一著作集』(未来社)の編集に当たり、宮本常一没後、近畿日本ツーリスト・日本観光文化研究所副所長。著書に『ネパール周遊紀行』(武蔵野美術大学出版局)、『棚田の謎』(農文協)ほか。


宮本千晴(みやもと ちはる))
一九三七年、宮本常一の長男として大阪府堺市鳳に生まれる。東京都立大学人文学部人文科学科卒。山岳部に在籍し、卒業後ネパールヒマラヤで探検の世界に目を開かれる。一九六六年より宮本常一主宰の近畿日本ツーリスト・日本観光文化研究所(観文研)の事務局長兼『あるくみるきく』編集長として、所員の育成・指導に専念。一九七九年江本嘉伸らと地平線会議設立。一九八二年末観文研を辞して、向後元彦が取り組んでいたマングローブ植林技術の開発と実施をもくろむ「(株)砂漠に緑を」に参加し手伝う。サウジアラビア・UAE・パキスタンなどをベースにマングローブについて学び、砂漠海岸での植林技術を開発する。一九九二年向後らとNGO 「マングローブ植林行動計画」(ACTMANG)設立。一九九三年代より五年間JICA専門家としてサウジアラビアのマングローブ保護と修復に取り組む。その後はACTMANGのいくつかの国での活動のうち、主にベトナムの植林事業に従事、乾燥地のマングローブの調査と修復も続けている。現在も高齢登山を楽しむ。



定価 2,940円(税込)
ISBNコード 9784540102110
発行日 2010/09
判型/頁数   B5変 224ページ
出版:農山漁村文化協会(農文協)

■宮本常一と歩いた昭和の日本 特集ページ
http://www.ruralnet.or.jp/zensyu/miyamoto/
★この新刊はインターネット書店「田舎の本屋さん」でも購入できます。

◆バックナンバー
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