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今井 俊博



氏名:
今井 俊博
ふりがな:
いまい としひろ
肩書き:
(有)ユーラシア・クリエイティブ・ジャパン 代表取締役
出身都道府県:
京都府
生年(西暦):
1926
現住所:
東京都
主な経歴:
1951年 東京大学文学部卒(フランス文学、および哲学)

上記肩書き以外の「主な役職」:
(株)マーケティングコンビナート代表取締役
店舗システム協会理事 など

■お話のジャンル・領域

<食文化>

食文化_日本

食生活

食料問題

食の安全性

人間ではなくヒトの食<住、衣>

<農>

朝市・産直・農業の6次産業化

生活文化・農村文化

<健康>

健康食

健康法

<食農教育>

総合的学習

<その他のジャンル>

モンスーンアジアの風土と生活文化

■メッセージ

 私の仕事についての考え方は、専門的であるばかりでなく、具体的(現場主義)で、なおかつ総合的であること。脈絡やしくみが見えることが基本。
 いくつか柱となるテーマについて概略を説明しますと、
1.<ヒト>という生物−その身土不二。しかし、<人間>という厄介な生物、そのリ・ソート(再分類)。ヒトは二足歩行する霊長類。大地を足で踏んで歩くことにより、骨格や筋肉とその動かし方が変化した。しかも、体重の3分の2は水。内臓や発達した脳を支える腰や首が、身体技法のポイント。モンスーンアジアと欧米やアフリカとでは、身体技法(身体の使い方)が異なる。とくに、モンスーンアジアでは、活発な水循環(めぐり)。
 ヒトの歯は、犬歯(キバ)が発達せず、臼歯を使うことが大事。したがって、動物食ではなく、穀物(雑穀)が主食のはず。人間はヒトに戻らなければならないということ。
2.モンスーンアジアの風土(自然)と生活文化
 私たちの風土は、モンスーンアジア。モンスーンの語源はMAUSIM、アラビア語。夏と冬とで季節風がほぼ反対になる風系をモンスーン(季節風)という。これは、世界の屋根(ヒマラヤ・チベット高原)をめぐる大気循環のしくみが、5月下旬に大きく夏型に変わり11月に冬型に戻ることで、夏は高温多湿な風土がヒマラヤの南東に形づくられる。ここに、ガンジスからメコン、長江まで8つの大河が流れ、その流域が、森林、そして水田である。風による湿度の制御、皮膚の文化と、床に座り腰を使う文化。そして食の世界では生鮮(イキ)と発酵である。
3.生活の放棄者としての消費者
 明治以降の近代国家形成、とくに第二次大戦後のアメリカナイズのなかで、清潔という衛生概念、脂肪カロリー指向の栄養学、動物性蛋白質摂取(肉食)が。
 とくに、戦後の消費革命が消費者を無知にした。20世紀は、石油−プラスチックの生活文化、そして今、石油の毒を消し、殺人光線(電磁波等)から解放されることが求められている。
4.自然素材を材料化する技と文化
 モンスーンアジアに豊かな自然素材−これを材料化する技と文化には、発酵、熟成、灰による制御、ミネラルや微生物の活用。
5.阿蘇の赤牛(ヘルシーでうまい)を応援するプロジェクト
 他に、事例研究として、さまざまな地元学的アプローチによる地域の生活文化の再生。(ドイツのエコロジカル・ファームとファクトリー、流通システムの構築−シュバイスフルト財団やエコ・メッセなど。)
 そして、今、地方自治体の合併問題は、国や県の都合によるもので、村や町の内発的な自立性が求められている。ポスト補助金、ポスト農協の時代に入ったわけだ。そういうなかで、何をどうするのか、50年ぶり、100年ぶりに意思決定を迫られていると思います。

最近の企画制作プロジェクト
風水土のしつらい展(梅田大丸、札幌大丸)
佐賀市 開明の道プロジェクト
ゆるやかな共同体づくり ほか

■主な著書・雑誌記事等


お問い合わせはこちら:農文協(食と農の応援団事務局)