
氏名:
鈴木 正成
ふりがな:
すずき まさしげ
肩書き:
早稲田大学スポーツ科学学術院 特任教授
出身都道府県:
東京都
生年(西暦):
1940
現住所:
東京都
主な経歴:
東北大学農学部食糧化学科卒業 東北大学大学院農学研究科博士課程修了(農学博士) 山形県衛生研究所技師 東京教育大学体育学部栄養学助教授 筑波大学体育科学系助教授、教授、名誉教授 早稲田大学スポーツ科学学術院教授
上記肩書き以外の「主な役職」:
評議員(日本栄養食糧学会、日本臨床栄養学会、日本体力医学会)、アメリカ栄養学会会員
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■お話のジャンル・領域
<食文化>
高齢化社会と食
日本型食生活、和風ごはん食
<健康>
生活習慣病
ダイエット
健康法
生活習慣病予防
<食農教育>
ごはん食の健康性と文化性
■メッセージ
1.健康づくりの食事と運動 健康の指標としてもっとも重要なのは基礎代謝である。人間の1日の総エネルギー消費の50〜75パーセントは基礎代謝によって占められている。その基礎代謝が高い若者時代に体は健康で元気だが、低下する中年になると脂肪を蓄積して肥満し、動脈壁に沈着して動脈硬化をすすめ、高脂血症、糖尿病、高血圧症など、脂質代謝異常に起因するメタボリックシンドロームを発生させる。したがって、中年からの健康づくりのポイントは基礎代謝を大きくする運動(レジスタンス運動)を日常化することと、脂肪の摂取量を抑える食べ方に切り替えることにある。 2.基礎代謝増大にダンベル体操 基礎代謝はアミノ酸からたんぱく質を合成するためのエネルギー代謝である。その活性化には体たんぱく質の50パーセントと最大部分を占める筋肉を増量できるレジスタンス運動を実行するのが有効である。300gの玄米を詰めた棒状の玄米にぎにぎを握り締めてのダンベル体操は、子どもから高齢者まで、誰にも、雨・風・寒暖に関係なく、室内でできる有用な軽レジスタンス運動である。肥満とメタボ対策に効果を上げている。 3.和風ごはん食の文化性と健康性 日本人がスリムで長命を実現した食背景は、中年から洋食より和食、肉より魚、炒め物・揚げ物より煮物・焼き物・刺身など、脂肪を抑えた食事に切り替える食べ方がある。これは基礎代謝が低下して脂肪分解力が低下することに沿った合理的食べ方である。この転換は、子ども時代に若者向きの低脂肪食(煮魚、焼き魚、鍋物、刺身など)まで幅広く体験する食歴を持つからである。低脂肪食から高脂肪食まで多様な食事を食べられるのは、白いごはんを主食に油味と醤油味の2つの味を土台とした調理で食材を調理するところにある。そして、ごはんを手にもって、ごはん−おかず−ごはん−おかずと稲妻食べする食べ方文化が、食卓で年代に合った栄養バランスの自由な調節に役立つ。味付けしないごはんの味を一口ごとに確認して食べていく稲妻食べは、薄味に対する味覚形成にも貢献する。 4.「早寝・早起き・朝の綱引き合戦・朝ごはん」 朝食が睡眠中に低下した体温をウォームアップし、全身のエネルギー源であるグルコースを供給し、午前中の勉強や日ごとに対する集中力アップに有効であることを明らかにした。 体温生産力の強いたんぱく質と長時間のスタミナ源の脂肪の療法を含む卵やチーズに、グルコース供給源の炭水化物のごはんやパンを組み合わせた簡便な朝食でよい。夕食の残りごはんと味噌汁に卵を加えたおじやを、一人暮らしの学生や若い社会人に勧めたい。その朝食が子どもたちや若者にスキップされることが多くなり、早寝・早起き・朝ごはんのキャンペーンが展開されているが、朝食を食べることは人生の目的になりにくい。早起きして体づくりと基礎代謝増大に貢献する綱引き合戦をしてはどうかと提案中であるが、子どもたちのスポーツ力を高め、成人の肥満・メタボを防止し、筋肉・骨減弱化による寝たきり防止と、すべての世代の健康づくりに役立ち、合わせて食欲増大によるお替りパワーをつくるのに有効である。 和風ごはん食と玄米にぎにぎダンベル体操は、コメを主役とした日本オリジナルの健康づくり文化である。稲藁の綱での綱引き合戦も加えて、「もう一杯ごはんお替りパワー」を増強して日本の食と農を応援することには意義がある。
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■主な著書・雑誌記事等
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