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原田 信男



氏名:
原田 信男
ふりがな:
はらだ のぶを
肩書き:
国士館大学21世紀アジア学部 教授
出身都道府県:
栃木県
生年(西暦):
1949
現住所:
神奈川県
主な経歴:
1974年 明治大学文学部卒業
1983年 明治大学大学院博士後期課程退学
その後、国立民族学博物館共同研究員、角川文化振興財団角川日本地名大辞典編纂室勤務(非常勤)などを経て、
1987年 札幌大学女子短期大学部専任講師、翌年助教授、91年から教授
2002年 現職

上記肩書き以外の「主な役職」:
博士(史学・明治大学)
国際日本文化研究センター客員教授
その他、国立歴史民俗博物館・国立民族学博物館・国際日本文化研究センターの共同研究員、ウィーン大学日本学研究所客員教授などを歴任

■お話のジャンル・領域

<食文化>

食文化_日本

食生活

<農>

生活文化・農村文化

■メッセージ

 もともと日本中世の村落史を勉強していましたが、近世への変化が気になり、中世と近世の双方に研究対象を広げました。さらに趣味的に始めた食物史の勉強が面白くなり、気がついたら近世食生活史の論文を書き上げていました。ついでに食生活史も、中世まで広げ、本来の村落史との関係から、中世村落の食生活を論じてしまいました。これが私の食生活史研究の原点です。
 つまり農という食料生産の現場の勉強をしているうちに、偶然にも消費の現場である食の問題に興味を抱いてしまったことになります。ところが私は、何故か村落史と食生活史という全く異なる二つのテーマを追いかけているような錯覚に、長い間とらわれていたのですが、やがて両者が表裏一体をなすものであることに気がつきました。それからは双方のテーマが互いに結びつき、勉強が楽しくなりました。
 私は村落史でも特に、村落景観という問題が専門で、村がどのような"形"をしているのか、すなわち集落がどこに出来て、田んぼや畑がどのような地形を利用して設定されるのか、ということに興味を持っています。関東平野が私のフィールドですが、同じような地域でも詳細に調べてみると、これらは実にさまざまで、先人たちはそれぞれの土地に応じた村の営みをしてきたことが分かります。自然を如何に活用してきたのか、それが村の"形"に実に良く反映されており、村人の暮らしの知恵に驚かされます。
 また一方で、食生活史を勉強していくと、これもまた社会や時代を良く反映するものであることが分かります。私たちが抱いている食にかんする観念や習慣というものは、まさしく歴史の産物で、しかも地域ごとに大きく異なる部分と共通する部分とがあります。調理法や保存法あるいは食べる手順や儀式および観念に、地域と歴史の問題が凝縮しているのです。そうした農や食に見られる先人の知恵と努力の実態を、歴史的に明らかにしていくことが私の仕事だと考えています。

■主な著書・雑誌記事等


お問い合わせはこちら:農文協(食と農の応援団事務局)