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伊藤 和孝



氏名:
伊藤 和孝
ふりがな:
いとう かずたか
肩書き:
蟹江町教育委員会
出身都道府県:
三重県
生年(西暦):
1960
現住所:
愛知県
主な経歴:
1982年 愛知学院大学文学部歴史学科卒業
愛知県海部郡蟹江町教育委員会生涯学習課社会教育主事、蟹江町歴史民俗資料館副館長兼主任学芸員
2014年 蟹江町教育委員会・蟹江町給食センター所長
上記肩書き以外の「主な役職」:
NPO法人全国生涯学習まちづくり協会認定 まちづくりコーディネーター

■お話のジャンル・領域

<食文化>

日本の食文化

<農>

地域資源

地元学

地産地消

伝統野菜(主に尾張平野)

<食農教育>

食農教育

伝統野菜(主に尾張平野)

■メッセージ

 「水戸に名君あり。紀州に名臣あり。尾張にあるは大根なり」。江戸時代、御三家筆頭としての家格がありながら、当地尾張藩が誇れるものは「大根」しかないと、江戸で嘲笑された言葉とされ、現代の愛知県人には、後々まで将軍を輩出できず社会状況に疎い尾張人の屈辱的な言葉として記憶に残されているのではないだろうか。
 ところが最近では、江戸時代や他諸大名支配地と比較し、如何に当時の尾張地方が他地方の名君、名臣など人的な存在として、この場合の「大根」表現は「人が優れていなくても、その領土に豊かな生産物があれば領国は自然に治まり、民は安心する」つまり「政治より経済優先」を裏付ける言葉として、むしろ全国に誇れるものであり、尾張が優秀な大根生産地(野菜生産地)であるから、何も優秀な人物(人材)がいなくても領国が治まっているということを根拠づける意味合いを持ったものとして、この言葉を肯定的に捉えていこうとする考えが出てきているようである。
 「尾張大根」これを育んだのは尾張平野の存在であり、人々が自然を上手く利用し、栽培努力をしてきた歴史的な積み重ねで、近代以降も尾張平和の気候的土壌的な恵みを上手く利用し、人々が英知を重ねて品種を改良し育んだ尾張出身の各種野菜(宮重大根、治郎丸菠薐草、野崎白菜、越津葱など)が、育種業者の手により全国に販売され、野菜栽培や市場に果たした役割が如何に大きいか考察する必要があるのではないだろうか。
 その中で野菜の栽培・流通・食文化の他、地元で伝統野菜復活に取り組まれる人々の姿などもあわせて紹介してみたいと思う。

■ホームページ、ブログ

水郷楽人の塵芥録blog版
水郷楽人の塵芥録HP版

■主な著書・雑誌記事等

  • 「地域とともに進める博学連携」『初等教育資料』2010年10月号 文部科学省
  • 「水質調査の地域自然環境教育に関する重要性」『三重大学教育実践総合センター紀要』第22号(共著) 三重大学教育学部付属教育実践センター
  • 「尾張平野の伝統野菜」『歴史民俗資料館年報』第23冊 蟹江町歴史民俗資料館
  • 「川のなかの生活文化」『歴史民俗資料館年報』第22冊 蟹江町歴史民俗資料館
  • 「小酒井不木の世界」『歴史民俗資料館年報』第25冊 蟹江町歴史民俗資料館
  • 論考「小酒井不木に学ぶひとそだて」『子不語の夢−江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集−』 皓星社

  • お問い合わせはこちら:農文協(食と農の応援団事務局)