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菅野 芳秀



氏名:
菅野 芳秀
ふりがな:
かんの よしひで
肩書き:
レインボープラン推進協議会 委員
出身都道府県:
山形県
生年(西暦):
1949
現住所:
山形県
主な経歴:
1975年 農家の後継者として農業に従事。1978年 山形県置賜百姓交流会世話人。1989年 百姓国際交流会実行委員長。1997年 レインボープラン企画開発委員長。1999年 農林水産省堆肥センター機能強化検討委員会委員
上記肩書き以外の「主な役職」:
環境カウンセラー(環境庁)、環境アドバイザー(山形県)、山形県総合政策審議会委員、アジア農民交流センター、山形県安全安心農産物生産流通システム管理委員会委員

■お話のジャンル・領域

<農>

地域資源

地域農業システム

<食農教育>

総合的学習

<その他のジャンル>

循環型地域社会づくり

■メッセージ

 スローフード、地産地消というとき、その問題意識は「食」にとどまってはいないだろうか? 
 わが町、山形県長井市の「レインボープラン」の正式名称は、「台所と農業をつなぐながい計画」である。その名から分かるように、長井市の「レインボープラン」は、作物の消費者であるまちの住民は堆肥の生産者、むらにいる作物の生産者は堆肥の消費者という循環的な関係性をとりもどし、土と人々との品格ある生命関係を大切にすることをめざしている。
 土は生命の源だ。長井市の田畑は、長井市民みんなにとっての生命の資源であり、共同の財産だ。現在生きている人にとってだけでなく、これから50年後、100年後、この長井に住むであろう人たちにとっても、生命と健康を守る貴重な財産である。
 そのような思いからはじめた「レインボープラン」の概要は以下のとおり。「まちとむらが一緒」の田舎のよさを生かすための取組みの参考になれば幸いである。
【レインボープランの概要】
○一般家庭の台所からでる生ゴミや豆腐工場のおから、農家のモミガラなど、これまで役に立たないものとしてすれられるか、燃やされていたまちじゅうの有機質資源を堆肥にする。
○農家はその堆肥を使い、なるべく農薬、化学肥料を使わずに作物をつくる。無理をせず、土がよみがえった度合い、技術を習得した度合いに応じてそれらを減らしていく。
○できた作物は、食べものの流通の基本である「地域内生産、地域内流通」にそって地域社会に還元される。学校給食、病院食、一般家庭で消費され、地域の自給を満たしたうえで、同じ物が地域外へと送られる。
 <田畑―台所―堆肥塚―田畑……>かつてどの農家でもくるくると循環の輪が回っていた。レインボープランではそれを自治体レベルで回そうということである。

 まちの市民が堆肥原料である生ゴミの分別という役割を通じて、農業の土つくりに参加をする。農家はたんなる食料の生産者ではなく、まちの台所の健康な食生活をまもる役割を担う。「まちとむらが一緒だよ」という田舎の特性を生かし、市民みんなが参加してつくりだす「面」としての有機農業と、それを基礎とする食環境――これをつくりだすのがレインボープランの目的である。

■主な著書・雑誌記事等


お問い合わせはこちら:農文協(食と農の応援団事務局)