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平岡 豊



氏名:
平岡 豊
ふりがな:
ひらおか しげる
肩書き:
マーケティングプロデューサー
出身都道府県:
大分県
生年(西暦):
1936
現住所:
福岡県
主な経歴:
(株)博報堂においてマーケティング関連業務に従事。
上記肩書き以外の「主な役職」:
いくつかの公的機関において、農業関連の委員をさせていただいています

■お話のジャンル・領域

<農>

朝市・産直・農業の6次産業化

農業マーケティング

<その他のジャンル>

広報関連

■メッセージ

 日本の食と農については「3安×1安」であるべきだと考えます。

<安全生産 安定需給(以前は安定供給と考えていましたが、需給のバランスが大切なので) 安寧価格>×生・消安心 ということです。

 安全・安心だけでは、生産分野の「責任荷重」が大きくなりすぎます。安全生産に加えて安定供給も生産側の責任ですが、安定需給と再生産可能な価格が確保できての話です。

 もちろん、暴落、暴騰もなく、ある一定の枠の中での価格変動で納める、といった仕組みを作るべきで、それが、生・消両方にとっての「安寧価格」、つまり心が安らぐ価格ということです。

 そのためには、「市場原理」といった発想だけではなく、3つの「シジョウ」原理を検討すべきです。

 つまり、自分だけがよければいいといった「私情」原理やバイイングパワーに動かされる「市場」原理の上に、日本の農業や食文化、さらには国民の食料を守るための「至上」原理を確立すべきで、そのための農政であり、農業マーケティングだと思います。

 次に「アイデア」として列記しますが、私は、高齢農業者ではなく、「地域熟練農業者」ととらえて、「適齢」農業を構築すべきだと考えています。

 地域農業にくわしい熟練農業者のまわりに定年帰農者などを配した「チーム」農業を確立すべきです。自動車で30分程度の通勤農業を活性化すれば、中山間地域の農地も復旧できると思います。

 これからは、大都市からの移住といった国民運動もさることながら、「里のぼり、里くだり」といった域内での「広域集落」発想を重視すべきだと思います。

 消費者についてですが、私は「5つのタイプ」に分けて考えています。

  • 頭脳タイプ―栄養、安全などへの関心
  • 五感タイプ―見た目、歯ざわり、香り、味わいなどへの関心
  • 心情タイプ―初物、縁起もの、生産者の苦労、ふるさとなどへの関心
  • 胃袋タイプ―食べ盛り、満腹感などへの関心
  • 財布タイプ―価格への関心
 もちろん、この5つのタイプは多様にクロスしますが、農業側が、「消費者」とひとくくりでとらえているのは、マーケティング的には問題がある、と考えています。少なくとも、消費者のタイプにもいろいろある、といった目くばりをすべきです。

 以上、あれこれと述べたのは、「多視点考察」こそが重要だと考えるからです。そして、その中から「知恵」を出すことで、日本の農業は活性化できるはずです。

■主な著書・雑誌記事等


お問い合わせはこちら:農文協(食と農の応援団事務局)