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和田 重宏



氏名:
和田 重宏
ふりがな:
わだ しげひろ
肩書き:
NPO法人 子どもと生活文化協会 顧問
出身都道府県:
神奈川県
生年(西暦):
1945
現住所:
神奈川県
主な経歴:
横浜国立大学教育学部卒。公立中学校教諭。
寄宿生活塾・はじめ塾塾長(1974〜2002年)
子どもと生活文化協会設立(1992年〜、副会長)
NPO法人子どもと生活文化協会 会長(2002年〜)、顧問(2010年〜)

上記肩書き以外の「主な役職」:
H16〜19年度 神奈川県青少年問題協議会委員
H18、19年度 神奈川県協働推進委員会構成員
H18、19年度 神奈川県学校・フリースクール連携協議会副会長
H20〜小田原市教育委員長

■お話のジャンル・領域

<食文化>

食生活、料理・調理法、食の安全性、スローフード

<農>

農的ライフスタイル、有機農業、朝市・産直・農業の6時産業化、生活文化・農村文化、地産地消

<健康>

健康食、食とアレルギー、健康法

<食農教育>

台所育児、学校給食、食育、総合的学習

<その他のジャンル>

寄宿教育における食、家庭での食の見通し

■メッセージ

○寄宿生活教育の柱は「食」
十代の青少年を対象とした夫婦小舎制の寄宿生活塾・はじめ塾を三代にわたり70余年実践してきて痛感するのは「食」の大切さです。現在子育て中の親たちは、子どもたちが毎日何を食べたら心身が健全に育つのかということを知るのが重要だと思います。私は寮生の子どもたちが何を好んで食べるかによって、一人ひとりの子どもの特徴が手に取るようにわかります。ですから逆に、その子に何を食べさせればどのような人間に育つかということもわかります。

○人は台所で育つ
台所は人育ち、人育ての宝庫です。狭い空間に数え切れない程多くの道具や調味料、食材などが詰まっていて、私たちはそれらを一日三回も使いこなしながら毎日暮らしています。この実体験こそが、バーチャル過剰な現代人、とりわけTVゲームやメール、まんが、勉強に明け暮れている子どもたちには重要な体験になります。献立を立てるための「企画力」、どのように調理するかの「マネージメント力」、そして人と協力して行なうのに必要な「コミュニケーション力」が身につきます。また、「よい加減」が苦手な人たちにとって台所は水加減、火加減、塩加減という「加減」を体得する場でもあります。

○15歳女子の通過儀礼
 昔、日本には元服という大人になるための通過儀礼がありました。通過儀礼とは、人がある能力を獲得した時に、家族や親戚などの周りの人たちがそれを認めて祝う儀式です。今、日本の生活文化として僅かに残っているのは、女の子が初潮を迎えた時に赤飯を炊いて祝うことくらいです。寄宿生活教育では、青少年の自立を促すために通過儀礼を最も重要なことと位置づけています。女子は中学三年生か、高校一年生になると、薪でご飯を炊く合宿所の台所で、2〜30人の食事の支度ができるようにします。これを一週間以上やり遂げた時に通過儀礼としてみんなで祝います。

○米作りの伝承は高校二年生の男子の手で
無農薬有機肥料の伝統的な農法で米作りの技術を伝承しているのは高校二年生の男子です。最近は、総合学習の体験で米作りをする子どもたちが多くなりましたが、苗代づくりから収穫までの全工程を責任を持って子どもたちがやりきるということは少ないと思います。毎朝登校する前の4時に水の見回りに田んぼに通います。収穫したもち米は暮れに百臼ちかく搗いて養護施設や老人施設に届けて喜ばれています。田んぼの水は集落の共同管理ですので、責任者の古老と綿密に連絡を取り合います。これも世代間交流と知恵の伝承に欠くことができない大切な生活文化です。

■ホームページ、ブログ

NPO法人 子どもと生活文化協会(CLCA)

■主な著書・雑誌記事等


お問い合わせはこちら:農文協(食と農の応援団事務局)