「お茶の肥料が120キロから50キロに!」
平成15年1月25日、イトーヨーカ堂が主催した講演会に呼ばれ、話をしに行きました。関東一円の農業生産者の代表が200人くらい集まったかと思います。この時、静岡県のお茶生産者の代表が7名くらい来ており、今困っていることがあるので、是非相談に乗ってもらえないかと頼まれました。
その内容というのは、お茶の生産で従来はチッソ肥料を反当(1反部当たり)120キロほど施用していたが、国の施肥基準が反当54キロに決定したため、そのようにしたら、急激にお茶の樹が弱りはじめたということ。これから維持できるかとても心配だし、樹齢50年以上のものが多いので、全て抜いて新しく植えなおすと、経費も莫大にかかる。どうすれば良いでしょう、と。アイワイフーズ(イトーヨーカ堂直属の青果物取扱業者)社長が当社直属の商社なので、何か解決の方法を考えてくださいとの事でした。
私のほうで土壌の深層まで成分の移動状況を調査して、不足したものを注入拡散する方法をとれば、適格に効果が顕れると話し、3月までに下記に示すような方法を実施しました。そうして5月上旬と7月上旬に2回収穫した結果、みごとに甘味のある美味しい緑茶ができました。窒素肥料は50キロ以下でも充分やっていけることがわりました。今後は成長に合わせ断根(根を切る)で調製していけば、充分対応できるはずです。
大雑把な土壌分析ではなく、微量ミネラルまで細かく土壌分析をして、そのデータに基づいて、不足したものを補給し、過剰なものは抑制し、そして超微量ミネラルまで施用します。それができれば、生産物の成分バランスは確保されるので病害虫の発生もなくなり安全安心・高品質で美味しいものできることを改めて実感しました。

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