● 少しずつ南信濃村のファンが増えていけばいい

 ―南信濃村商工観光課課長・山崎徳蔵さん

 村のさまざまな活動から、南信濃村を何度も訪れる「ファン」が増えてきています。商工観光課の山崎さんの顔を見つけると、「今度は何があるんだ? いつ来ればいいんだ?」と声をかけてくれるお客さん、なかには、村の夏祭に自分で神輿を作って持ち込むほど入れ込んでいる人もいます。
 そこで、「そういう人たちに、南信濃村のもっと深い情報を伝えたい」と考えられたのが南信濃村ファンクラブです。会員を募集し、平成12年夏には『アンバマイカ』を創刊しました。「観光化すると村が荒れるのでは」と心配する向きもありますが、情報誌『アンバマイカ』は、自分も南信濃村の住民と思って村とその歴史を大事にしてもらえることを願って作られています。
「今はまだ、ファンクラブの会員は85名ほど。でも、その人には家族がいて、友だちもいます。周りの人を誘って、南信濃村に来てもらうことで、少しずつファンが増えていけばいいんです」と山崎さんは言っています。