滝沢馬琴の名作「南総里見八犬伝」の舞台として知られる三芳村では、地元の長老の呼びかけで始まった八犬伝の学習会がきっかけになり、人形劇団を招いて観劇会が開かれるなど、世代を越えた歴史ロマンの掘り起こしに取り組んでいます。また、村内の史跡と歴史ロマンを結びつけた散歩道マップをつくったり、道の駅に歴史ロマンを紹介するコーナーを設けるなど、都市と農村の交流にも力を入れています。

● 三芳村 DATA●
 三芳村は千葉県の南端、安房郡のほぼ中央にある。村内各地には古代人の暮しをしのばせる貝塚や横穴が残り、縄文時代早期の石器や土器が多数出土している。室町時代から戦国時代にかけて里見氏の支配下にあり、里見義堯の居城だった滝田城址がある。滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」の物語はこの滝田城が始まりの地となっている。温暖な気候を活かして、米、イチゴ、花、メロンの栽培が行なわれ、とくに酪農が盛ん。

● 人口
4,600人(平成12年6月現在)
● アクセス
・JR内房線館山駅からタクシーあるいは日東バス丸線または平群線で15分
● 問い合わせ先
・TEL:0470-36-2114(三芳村役場振興課)
http://www.awa.or.jp/home/miyoshi/pub.html
(三芳村役場)