●モニターツアー1日目

体験プログラム1 小松神社詣で


 小松神社は、平安時代中期の「延喜式神名帳」土佐国の項に香美郡四座の一つとして紹介される、由緒ある神社です。祭りは夏と秋の2回で、夏祭りは現在7月1日に麦のこうじで神酒をつくって供え、秋の大祭は12月1日に行なわれています。
 この小松神社は、小松氏の先祖を祀った神社としても知られています。物部村内外に住む小松姓の人々が、「小松氏集合」として昭和59年より互いに連絡をとりあい、日時を定めて合同参拝を行ない、同族の繁栄を祈ると共に親睦を深めるという、ユニークな神社でもあります。
 神社は、杉林の急斜面を下る階段を15分ほど降りきった場所にあります。手すりはありますが、階段はかなり急なうえ苔むしており、雨上がりなどは非常に滑りやすいため、希望者のみ参拝することにして、残ったモニターは村の職員の方から小松神社の説明を受けました。
 階段の上り下りがかなりハードでしたが、参拝したモニターは素朴な神社を守る村人の心を強く感じたようです。