●モニターツアー1日目

体験プログラム3 いざなぎ流舞神楽鑑賞


 会場は、物部村の宿泊施設「べふ峡温泉」から車で5分、国道195号線沿いにある物部村「農林漁業体験実習館」の2階資料室横の和室。この部屋は「いざなぎ流祈祷」の祭壇が再現されており、いざなぎ流舞神楽を鑑賞するのに相応しい場所でした。
 まずは「いざなぎ流祈祷」や「舞神楽」について宗石計佐義太夫に話をして頂き、それから重要無形民俗文化財である「いざなぎ流舞神楽」を実際に見せていただきました。
 宗石太夫さんから、いざなぎ流舞神楽は左から始まることや、春から夏は自然の力が強過ぎるので、祭りは冬が中心になること、また、最近は祭りがないことや、1回の祭りに200万近くかかることなども教えていただきました。
 見せていただいた舞神楽は、どの神様の前でも舞うという「礼儀の舞」、「扇の舞」、「タスキの舞」、「ヘギの舞」の四つの舞です。約15分間、太鼓の音色に合わせての激しい舞にモニターは驚いていました。
 その後、舞神楽で実際に用いたシャクジョウ、アヤガサ、ヘギなどの説明を聞き、モニターも触らせていただきました。シャクジョウには12個の輪がついていることや、ヘギの扱い方など具体的な話を聞き、最後に、アヤガサを被り、記念写真を撮るモニターもいました。