●モニターツアー2日目

体験プログラム5 いざなぎ流「御幣切り」


 「いざなぎ流」の祈祷に用いる道具の一つである、御幣を作りました。いざなぎ流祈祷に利用される御幣は約200種類あり、和紙に一定の約束事で小刀を入れて切り込みます。今回の体験プログラムでは2名の太夫さんに指導をしていただきました。家に飾るのに縁起の良い御幣の切り方が記載されている資料コピーを用意していただき、モニターは恵比寿幣を作成しました。
 モニターー人一人に大判紙(和紙)4枚、カッターナイフ1本、シート1枚、今回作成する御幣の資料を配布。太夫の提案により、家にl年中飾るのに縁起の良い「恵比寿幣」を作ることになりました。太夫がホワイトボードに切り込みの入れ方とそのポイントを書いて説明してくれました。恵比寿幣には鯛、小判、桝をかたどります。
 いざ、始めようとするとわからないことがたくさん出てきて、モニターは太夫さんに訊き始め、鯛や小判、桝は思い思いに作っていいと聞くと、少し気が楽になったようでした。要領がつかめてくると作業のスピードは上がってきて、集中して取り組み、2個の御幣を作成するモニターもいました。ちじみという細かい折り目を加えて、完成。作った御幣は各自が持ち帰りました。
 「御幣切り」は難しく、うまく作れなかったという声がある一方、これから家で自分で作るという積極的なモニターもいて、評価の分かれる体験プログラムでした。