●モニターツアー3日目

体験プログラム7 豆腐と柚子の五目寿司作り


 葛で縛って売っていたことに由来して、昔は韮生、槇山(物部村)の豆腐は葛豆腐と呼ばれていたそうです。山村において、大豆は貴重な植物性たんばく質でした。田舎豆腐が固いのは、木綿で豆腐を漉すときに圧力をかけ水分を少なくするためであり、同時に材料を豊富に利用している証拠でもあります。このような田舎豆腐は煮崩れせず、満腹感があるため人気があります。また、この土地の水が美味しいことも豆腐の美味しさの秘密となっているようです。
 指導していただいたのは地元婦人会のみなさん。豆腐の作り方の説明プリントも用意してくださり、おからを「テコの原理」を利用して、絞る作業等をモニターには手伝ってもらいました。できたてホカホカのおからを味わったり、まだ温かい手作り豆腐を楽しみました。豆腐作りは初めてというモニターがほとんどで、おいしいと大変好評でした。
 豆腐作りの次は、五目寿司作り。今回は時間があまりなかったので、具を仕込んでおいていただき、物部村の特産品であり、この寿司の最大の特徹である柚子酢と具をご飯と合わせる作業となりました。モニターの中には、家で早速調理してみるとのことで、熱心にメモをとる方もいました。体験の後の試食の配膳なども、モニターが積極的に手伝って準備しました。
 試食兼昼食会のメニューは、出来たてのお豆腐と五目寿司と吸い物、漬け物での楽しい昼食。帰りにはお土産としてモニター全員、豆腐とおからをいただきました。