ニセコ町は、いまやスキーの町、観光の町として知られていますが、明治・大正時代には作家・有島武郎が小作農に農場を解放して「共生・相互扶助」の思想の実現を目指した土地でした。町では、新旧住民の共生、夏場の観光集客を目指して、こうした精神遺産と観光を効果的に結びつけた「ニセコ歴史・ロマンの道」をつくり、新たな町づくりに役立てようとしています。

● ニセコ町 DATA●
 北海道で最も入植が遅かった地域である羊蹄山麓にあるニセコ町は、日本で一番新しい町の一つ。平成13(2001)年に開基百年を迎えるニセコ町は観光とジャガイモの里でもあるが、若い名物町長(逢坂誠二氏)とともに、有島武郎の共生思想を21世紀に生かすべく新旧住民が意欲的なまちづくりに取り組んでいる。

● 人口
4,531人(平成11年3月現在)
● アクセス
・新千歳空港から車で約2時間半
・新千歳空港からJR札幌駅・小樽駅・余市駅経由で約3時間半
・冬季は新千歳空港から直通バスあり
● 問い合わせ先
・TEL:0136-44-2121(ニセコ町役場)
・TEL:0136-44-2121(有馬記念館)
http://www.town.niseko.hokkaido.jp
(ニセコ町役場)