- インタビュー いま、なぜ予習なのか 市川伸一さん(東京大学大学院教育学研究科教授)に聞く
- 論説 「予習と理科学習」をめぐる実践的課題
─パラダイムの転換を志向して─ 鏑木 良夫
- 主題研究 学ぶ意欲を喚起し、追究を深める「予習」を指向した試み
─6年「生物のすむかんきょう」の実践を通して─ 紺野 高裕
- 主題研究 予習の3つの方向性を探る
─4年「月と星」「もののかさと温度」の実践を通して─ 田井 徳彦
従来、理科で予習を取り上げることはあまりありませんでした。むしろ理科の研究に熱心な教師ほど、子どもが授業中に自分の頭で考える妨げになるとして、予習をすすめない傾向が強かったといえます。この号は2003年2月号に続く「学力低下への緊急提言」として、理科学習における予習を積極的に位置づけます。
認知心理学の市川伸一先生の学習サイクルをめぐる理論を、鏑木良夫氏が理科学習に適用し、予習でアウトラインをつかんだうえで、授業でもしっかり考えさせ、理解する授業を提案、2人の現場の先生が実際に授業を通して検証しています。
|