- インタビュー 「覚える」より「考える過程」を大切にしたい 日本科学未来館 井上徳之さん、溝部鈴さん、松原志緒さんに聞く
- 論説 子どものつくる「問題」を科学的に探究可能な「問題」に高める手だて 小林辰至
- 主題研究 子どもたちの興味や関心が向かう方向を示す事象提示 須澤宏之
- 主題研究 相互作用を重視した「問いの生成」を促す理科学習の展望 金崎鉄也
- 主題研究 自然の不思議さを追究し続けるための学習問題の設定 原田浩毅
その単元で何を「問題」とするかは、学習の成否を決める重要なポイントです。子どもたちが最初から問題をつくる力を持ち合わせていればいいのですが、子どもたちだけにまかせると、「なぜ+事実+だろうか」という、一見問題のようで形ばかりのものになってしまい、学習がいっこうに進まないということも多くあります。また教師が一方的に問題をつくると、知識の詰め込みになってしまいます。「子どものつくる問題」と「教師が考えている問題」にはどのような隔たりや違いがあるのか、そして、子どもたちがよりよい問題をつくり、学習を進めていくために、教師は何を援助したらよいのか、具体的な授業の場面に即して考えていきます。
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