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日本初等理科教育研究会 編集
初等理科教育
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2004年10月号 No483
特集:対話で変わる子どもの見方や考え方
10月号表紙
  • 座談会 「対話によって、子どもたちの見方や考え方はどう変わるか」浅野孝平/武藤賢一郎/鳴川哲也/峯岸睦浩/國井博/倉島陽子/菅田はるみ/山本巌/司会 佐々木昭弘 
  • 論説 対話を介した理科教育実践の創造―学校ならではの「学び」をどう創るか― 三石初雄
  • 論説 一人ひとりが納得できる対話方法・「説明活動」 森田和良
  • 主題研究 問題解決における対話の役割とは―6年「水溶液の性質」― 佐藤宏明
  • 主題研究 子ども同士の対話を重視した授業の展開―6年「ものの燃え方と空気」「動物のからだのはたらき」― 高橋滋
  • 主題研究 対話を手立てとして科学的に論理をつくりあげる学習―4年「ものの体積と温度」―馬場賢


 子どもたちが目の前の事象に対してもつイメージは多様である。では、これらの多様な子どもたちのイメージをどのように整理し、論理をつくり、解決へと導いていけばよいのだろうか? ある事象に出合ったとき、子どもたちは先行経験によって得たそれぞれのイメージをもとに事象を解釈し始める。ここからすぐ実験・観察に入るのではなく、それがどの部分で似ているのか、どの部分で違っているのかについて明らかにする話し合いが必要である。それ以上に大切なのは、その話し合いから生まれた問題点を自分のものとしてとらえ、解決するための必要感に満ちたやりとり、つまり対話である。
 理科では、科学的な見方や考え方―実証性・再現性・客観性―を高めることが目標である。このなかでも特に客観性については一人の子どもの学びからは生まれない。学級という集団の中での対話を通してこそ培われていくのである。

  

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09月号 わかる理科授業をめざして
08月号 21世紀型の教材研究
07月号 子どものつくる「問題」、教師の考える「問題」
06月号 みがけ! 感性
05月号 専門家の協力を得た授業
04月増刊号 小学校理科授業のレベルアップ読本
04月号 確かな学力を育てる理科授業
03月号 長期記憶に残る理科授業の工夫
02月号 「問題解決と学力を問う」
01月号 理科嫌いをなくす授業をめざして
12月号 予習と理科学習
11月号 「わくわく導入」のあり方
10月号 科学的思考を育てる「基礎・基本」
09月号 ポートフォリオを生かす
08月号 教師の指導力を問う
07月号 ものづくりで科学する力を
06月号 どうする? 発展的・補充的な学習
05月号 飼育・栽培の楽しみ
05月号 増刊 楽しい理科の導入の工夫
04月号 ワンランク上の学力をつけたい
03月号 学習指導要領をみつめなおす
02月号 学力低下への緊急提言
01月号 理科から総合へ
12月号 海外の理科教育に学ぶ
11月号 絶対評価 私の実践
10月号 地域とつながる理科教育
09月号 わかる喜びをめざす理科の授業
08月号 教材化を図る教師の眼
07月号 自然体験活動のすすめ方
06月号 理科の授業と仲間づくり
05月号 センス・オブ・ワンダーの心を育てる
05月号 増刊 理科に役立つ栽培作物
04月号 「豊かな心」にどこまで迫れるか
03月号 感動を表現する子どもを育てる
02月号 現代日本の理科離れの危機
01月号 子どもの仮説が生きる授業
12月号 IT革命と理科授業
11月号 子どもが協同しあう授業の創造
10月号 ものづくりをどう位置づけるか
09月号 理科で育つ学力
08月号 「わかる」授業から「わかりあう」授業へ
07月号 事実を大事にした授業
06月号 生命観を養う理科授業
05月号 地域の自然 目のつけどころ
05月号 増刊 もっと活かそう学校環境
04月号 特集:私の考える「よい授業」
03月号 特集:心に残る授業
02月号 特集:理科で育つ資質や能力
01月号 特集:心の世紀と理科の教育


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