- 3学年「物と重さ」の教材活用 教材提供:ケニス株式会社
- 特集キーワード 寺本貴啓
- インタビュー 荻野菜々子氏に聞く/料理は科学
「タニタの社員食堂」の健康への取組み最前線
- 目標と指導と評価の一体化
─これからの教科における指導と評価のあり方─ 加藤明
- 子どもの学力を保障するための評価のあり方 寺本貴啓
- 「思考・表現」の趣旨を生かす,図に表わすとは
─検証できることを表現させて思考する─ 鈴木康史
- 自己評価力を育成するダイナミック・アセスメントについて
─授業中のリアルタイムな評価と指導─ 川真田早苗
- 実験の結果を的確に捉えさせるための指導と評価の工夫
─4学年「とじこめた空気と水」の実践を通して─ 福島千恵子
スクールミュージアム
「丹沢からのおくりもの─戸川の砥石展─」
で学芸員の説明を聞く子どもたち
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外部との連携のメリット 実物に触れる! より多くの人と関われる!
○学校では困難な体験活動や学習プログラムを実現できる。
○豊富な標本資料や調査研究の成果,実験観察器具などを活用できる。
○実物に触れたり,専門的な説明を受けたりすることができる。 |
学習指導要領に「博物館や科学学習センターなどと連携,協力を図りながら,それらを積極的に活用するよう配慮すること」が示された。児童は,学校では体験できない活動をしたり,実物に触れたり,専門家の話を聞いたりすると,興味・関心を高めることが多い。
しかし,学校は「外部との連携をどのように取り入れればよいか」「イベント的になってしまう」「児童が受け身になってしまう」などの悩みを抱える一方,外部は「そのまま使えるもの(やってもらえる活動)を頼られてしまう」「すべてのニーズには応えきれない」など,支援の方法や協力関係づくりを模索しているのではないだろうか。
○ねらいとタイミングを明確にした指導計画の作成
・児童の必要感や目的意識を大切にする。
・事前・事後の学習活動を計画する。
○児童と展示,外部の方と児童とをつなぐ環境づくり
○目的に応じた活用方法の検討
展示見学,説明や質問,体験活動,貸し出し標本,出前授業,移動博物館,スクールミュージアムなど
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本号では,外部と連携した教育実践事例を紹介するとともに,実践経験から見えてきた課題や工夫の余地,成果,可能性,役割などについての考えを述べていただく。そして,「はじめに連携ありき」ではなく,学校のニーズと外部との相互交流のなかに,連携したよりよい教育活動が展開されることを期待したい。
(担当/尾崎 幸哉)
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