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Ruralnet・農文協食農教育2002年7月号

食農教育 No28 2003年7月号より

次号予告 『食農教育』9月号(29号)2003年8月12日発売

特集 江戸を感じる環境学習(仮題)

 酸性雨や砂漠化といった地球規模の環境問題を取り上げてもなかなか子どもの実感や暮らしにつながらない。そんな悩みをもったことはありませんか。「270年の江戸時代の歴史は、日本列島の自然環境を悪化させずにどの程度の生活と文化を維持できるかを知るための壮大な実験だった」(石川英輔氏)ともいわれています。「江戸」と「循環」をキーワードに、練馬大根や塩、油など、具体物から環境に迫ります。

■素材研究 サツマイモ

 カラフルな品種紹介から、びっくりするほどよくとれる栽培法、干しいも・いもアイスのつくりかた、江戸のサツマイモ文化まで。

編集室から

▼しかるべきお店と出合うことができれば、意外な商店街の歴史や、仕事への深いこだわりを知ることができる。問題は、しかるべきお店をどう発見するかだ。お母さんやお客さんに聞く方法もあるし(54頁)、カメラを片手に商店街を歩く方法もある(48頁)。方法さえ身につければ、商店街は総合的な学習の教材の宝庫だ。(松田)

▼梅雨に入って毎日、雨だからといってじっとしていることはありません。そんな日だからこそ見られるものがいろいろあるのです。カタツムリの歯の跡って見たことある? ツチグリの外皮が開いているところは? 本号からはじまった「チョッキ先生の人里自然ウオッチング」(6頁)をごらんください。そして、晴れ間には洗たく物の干し方を(8頁)。(阿部)

▼昨年の食農教育講座の夕食会ではじめて味わった“はやそば”。好評につき、本場のつくり方を習いに行きました(72頁)。貧しかった村を象徴する食をなぜ表にだすのか、と言われたりしながらも、「はやそばの会」を20年つづけてきた田中さん。実は、地域に自生する根曲がり竹の竹細工を続けてきた人であり、子ども時代に食べた黄色いニンジン(ニオイが強くて、生で食べると甘くておいしい)を復活させたいと願う人でもありました。(伊藤)


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