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Ruralnet・農文協食農教育2004年5月号

食農教育 No34 2004年5月号より

 次号予告 「食農教育」7月号(35号)2004年6月12日発売

特集 川とあそぶ・川とかかわる(仮題)

 理科との教科関連で4年生の総合で取り上げられることが多く、環境教育としても定番のテーマである川。しかし、パックテストなどによる水質検査や、ゴミ拾いなどの川の浄化活動、というお決まりのパターンから抜け出せないことも多いのではないだろうか? 川をとおして、何を学ぶか。地域地域での個性的な〈川と人とのかかわり〉を基軸にすえて、川で魚を捕ったり食べたりする活動から、地域の人を巻き込んだ川の学習までを、具体的に提案する。

■素材研究 砂糖

 教室でサトウキビ、ビートから砂糖をつくる方法、和三盆の歴史、砂糖から見た世界史まで。

編集室から

▼お母さん方が、学校に来て、授業を手伝ったり、ゲストティーチャーになることで、どんな成果が得られるか。それは何よりも、ヨソの子どもが自分の子どものように、気になってくることだという(30頁)。そうなると、子どもたちもヨソのおばちゃんに、思いもかけぬことを相談にくる。新しい地域コミュニティーづくりの萌芽ではないか。(松田)

▼幻の鎌倉街道の魅力に、子どもたちばかりでなく、親も地域のお年寄りたちまでも目覚めさせてしまった利根町立文間小の中村智子先生(48頁)。教師には、子どもたちの育ちにとって一番大事なことを見極め、それ以外のことを断ち切る勇気が必要だという。それには親たちと先生の思いがひとつになっていなければ。中村先生が親に配布した週計画表にはそのための日々の努力がつまっていた。(阿部)

▼仙台でにわかに組織化が進む「おやじの会」。七郷小で事務局を務める堀江先生は、市の生涯学習課から社会教育主事の仕事も委嘱されているそうで、そんな先生が仙台に150人もいると聞いてビックリ。ほかの市町村でもどんどんマネすればいいのにな、と思った。ちなみに、七郷小では、「おやづの会」にはまってしまい、自分の子どもの学校でも会を立ち上げてしまった先生まで現われたとか(54頁)。(伊藤)

農文協からのお知らせ

●東京国際ブックフェア2004

場所 東京ビッグサイト

 農文協ブースでは、「新・自給時代」をテーマに、みりん、どぶろく、焼酎、米粉パンなどの体験型展示と、本の情報を並べながら、参加者に発酵文化を深める企画を用意します。

◎ご希望の方には無料招待券をお送りします。農文協までハガキかFAXでお申込みください。

FAX 03―3585―6466

●信州つがいけ食農学習センター

食農教育講座

 好評につき、今年も夏休みに2回開催します。ぜひ、ご予約ください。


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