「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2006年3月号
 

食農教育 No46 2006年3月号より

 次号予告 『食農教育』4月増刊号(47号)2006年3月12日発売

特集 給食からはじめる 食育のすすめ(仮題)

 一年に約二〇〇回もある学校給食は、食育の貴重な場であり、家庭の食を変えるきっかけにもなるはず。でも、まだまだ、給食は子どもたちや親にとってお仕着せのものになっているような気がします。給食を子どもたちや親にもっと身近なものにし、その参加を促し、食育の効果を上げている実践を全国から集めてみました。

 また、地場産学校給食をすすめるうえで、どのようにして障害を乗り越えていくかも具体的に取り上げます。

※内容は予定です。変更する場合があります。

編集室から

▼一ノ瀬忠雄先生の連載が、最終回を迎えた(六八頁)。いちばん印象に残ったのは、農業高校では、栽培や経営の科学を教えるだけでなく、作物へ話しかける方法も教えるという記述だった。それは、神秘主義などではなく、大学や試験所の先生には真似のできない、農家から学んだ手法だ。明治期からつづく地域教育・実業教育の伝統の真骨頂がここにある。(松田)

▼最近トマトを嫌う子どもが増えてきたと聞く。種のとろっとしたところが気持ち悪いのだとか。昭和女子大学附属昭和小の筒井星子先生は、そんな子どもたちとトマトのつきあいをもっと深めるには、生で食べるだけでなく加工を体験させることが必要だと考えた(九九頁)。五感を働かせるために、ミキサーを使わず、手でトマトをつぶすシャーベットづくり。楽しそうですね!(阿部)

▼格差社会、勝ち組、といった言葉が新聞紙上を賑わす。いのちや地域に向き合い、自分の殻を破る農高や小規模校の関係者(三六、一四四頁)は、誰がなんと言おうと、己に対する「勝ち組」のはず。しかし、現実は「負け組」の判を押すがごとく、「農業高校」の冠がはぎとられ、統廃合の波が押し寄せる。農高の教育内容が広く正確に伝われば、中学生の進路選択の幅も広がるはずなのに……。(伊藤)

●環境学習・食農体験を支援する

「信州つがいけ食農学習センター」

 栂池自然園や白馬の山々を舞台にした自然観察とアウトドア、周辺の加工施設や工房などを利用した食農体験が存分に楽しめるロケーションです。農文協の「食と農の学習データベース」や充実した調べ学習の資料、図書をそろえた絶好の学習環境にあります。
 体験メニューがいっぱいの食農教育講座を毎年好評開催中。
 もちろん家族旅行や移動教室にもご利用いただけます。研修・宿泊施設として、ぜひご活用ください。

 連絡先 (財)長野農文協 栂池センター
 〒399-9422 長野県北安曇郡小谷村栂池高原
 電話0261-83-2304 FAX0261-83-2621
 /tuga20/

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