「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2008年3月号
 

食農教育 No60 2008年3月号より

 次号予告 『食農教育』4月増刊号(61号)2008年3月12日発売

特集 どうする?「子ども農山漁村交流プロジェクト」(仮題)

 農村宿泊体験が注目されている。たんなる農業体験ではなく、農家に一日でも泊まり、農家のふだんの暮らしにふれることが小中学生に大きな感動を与える。

 二〇〇八年度からはじまる「子ども農山漁村交流プロジェクト」では五年間にすべての小学校で一週間程度の農山漁村宿泊体験旅行を実施することを目標としている。農山漁村宿泊体験旅行の実際から、その目的、計画の立て方、安全対策、授業との関連づけまで、現地レポートをまじえてわかりやすく解説する。

※内容は予定です。変更する場合があります。

編集室から

▼「宇宙から見る地球はとても小さいが、そこに数え切れない命が生きている。同じようにひとつまみの土のなかにも、億という微生物が生きている」。ゲストティーチャーからこの話を聞いた板橋第七小学校の子どもたちは、それまでおっかなびっくり触っていた土を、心をこめて扱うようになる。緑のカーテン(七四頁)は子どもたちの心も育てる。(千葉)

▼現代日本は、若者への評価が低い社会だ。先生の世界も同様のようで、新任の先生は研修漬けが必要なほど、実力がないと思われているらしい。しかし、先生自らがコンビニ弁当を食べて、子どもたちを引きつける授業の導入は、若手の先生ならではの実践だ(二二頁参照)。子どもたちに近い食への感覚が、武器になる。見方によれば、若手にはベテランにはない力がある。(松田)

▼おにぎり一個に使う白米の重さは約六〇g。昨年の米の仮渡金は六〇kg当たり一万円だから、約一〇円分。この値段は高いか安いか? 種籾から苗を育てるところから米づくりに取り組んだ上越市立高志小学校の五年生が直面したのは、この米の値段の問題だった(一一六頁)。担任の舘岡先生のねらいは食べものの向こうにある人やものに気づかせること。「地域に根ざした食育コンクール2007」で最優秀賞を受賞した実践。(阿部)

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