「総合的な時間」の総合誌
農文協
食農教育  
農文協食農教育2011年1月号
 

食農教育 No.78 2011年1月号より

拝見!1月7日の給食献立

定番!ぽかぽか納豆汁

山形・杉の子保育園

「七草の日には納豆汁。うちの地域ではみんなそうですよ」というのは、栄養士の漆山誉子先生。
 冬になると各家庭で納豆をつくっていた山形では、一月は雪が深く七草がそろわないので、その時期どの家庭にでもある食材を組み合わせて、「納豆汁」を食べるようになったのだそう。

納豆汁

材料(1人分)

●納豆…20g
●芋がら…2.5g
●平こんにゃく…31g
●せり…10g
●だし汁…200ml
●木綿豆腐…25g
●油揚げ…7.5g
●なめこ…25g
●ねぎ…10g
●味噌…12g

つくり方

(1)すり鉢で納豆をよくすりつぶす(まな板の上でみじん切りにしてもよい)
(2)豆腐、こんにゃくは1cmのさいの目切りにする。せりは1cmの長さに切り、ねぎは小口切りにする
(3)油揚げは、熱湯をかけて油抜きし、1cm角に切る
(4)芋がらはお湯でもみ洗いし、1cmの長さに切る
(5)鍋にだし汁と(4)を入れて煮る
(6)芋がらがやわらかくなったら、油揚げ、こんにゃく、なめこを入れて煮る
(7)(6)が煮えたら、味噌、納豆、豆腐を入れてひと煮立ちさせる
(8)器に盛り、せりとねぎをのせる


さわらの味噌焼き

材料(1人分)

●さわら…40g

A[味噌…4g みりん…1g 砂糖…0.5g 酒…1g]

つくり方

(1)Aを合わせた中にさわらを30分ほど浸ける
(2)(1)をオーブンに入れ、こんがり焼き目がつくまで焼く


小松菜のピーナツあえ

材料(1人分)

●小松菜…30g ●もやし…15g

A[粉末ピーナツ…1g しょうゆ…2g 砂糖…0.5g]

つくり方

(1)小松菜は一口大に切り、もやしと一緒に茹で、水気を切っておく
(2)Aと(1)をあえる


かぼちゃの甘煮

材料(1人分)

●かぼちゃ…30〜40g
●砂糖…少々
●水…40g
●塩…少々

つくり方

(1)かぼちゃを一口大に切る
(2)かぼちゃを入れた鍋に、水、砂糖、塩を加え、やわらかくなるまで煮含める


栄養士 漆山誉子先生のコメント

「納豆汁は子どもも大人も大好きなメニューです。寒い冬も風邪をひかず元気に過ごせるように、体の温まる納豆汁をいただきます。昔の人の知恵から生まれた栄養満点の郷土料理を、これからも大切に子どもたちに伝えていきたいと思います。」




「田舎の本屋さん」のおすすめ本

この記事の掲載号
食農教育 2011年1月号(No78)

特集1 泥あそび&堆肥づくり 土とあそぼう
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