ビールの水分で中はジューシー、外はカリッ!
丸鶏をビール入りの缶に座らせる。発泡酒でもOK食農教育 No.80 2011年5月号より
野外料理の王様!?
ビア缶チキン
NPO法人国際自然大学校 野口透さん
目の前にでーんと置かれると、子どもじゃなくても一瞬ひるんでしまうほどの迫力なのに、どことなく間抜けで笑いを誘うその姿。これぞ、野外料理の王様!
バーベキューの本場アメリカで生まれたビア缶チキン。表面はパリパリなのに、ビールの水分で蒸し焼き状態になったお肉はやわらかくてジューシー。
臓物を取り除いた丸鶏のお尻から、ビールの入った缶をぶっ差して焼くだけでできてしまう。細かいさじ加減は必要なし!
ビア缶チキンをつくってみよう!
ビール缶を抜いたあと、チキンのお尻のようすが気になって、おそるおそる覗きこむ[材料]
チキン(内臓を取り除いたもの) …丸ごと1羽
ビール(コーラでも可) …350ml×1缶
塩 …大さじ1
コショウ …小さじ2
ガーリックパウダー …大さじ1
オリーブオイル …大さじ2[つくり方]
- チキンの表面と内側に、塩、コショウ、ガーリックパウダーをこすりつける。肉が厚いので、塩は多めに。コショウが多めだと子どもには辛いので注意。
- ビールを半分ほどの量に減らし、上部を缶切りで開く。
- チキンのお尻を手で広げてビール缶の3分の2くらいまで差しこむ。
- 直火にならないよう、ツーゾーンファイアー※にしたグリルの上にチキンを立たせ、グリルにふたをして焼く。
- 表面に焼き色がついてきたら、ハケでチキンの表面にオリーブオイルを塗る。これで皮がパリパリになる。
- 1時間から1時間半焼いて、全体がキツネ色になって、いいニオイがしてきたら完成。
※ツーゾーンファイアーは、炭火のグリルで火加減を調節する方法の一つ。詳しくは89頁
point
★遠赤外線で焼く
一般に、大人の手のひらより厚い肉を焼くときは、直火だと表面が丸焦げになってしまうので、直接火をあてるのは失敗のもと。チキンの真下に炭を置かず、必ず遠赤外線で焼くようにする。★アルミ皿で油を受ける
チキンの真下には、使い捨てのアルミ皿を置いておく。油が炭に落ちて上がる煙のニオイは強く、グリルに油が落ちるとあとの掃除も大変だ。アルミ皿で油を受けることで、煙も少なく、片付けも驚くほど簡単になる。
つくり方の ココがコツ!
調味料をよく擦りこんだら、穴を広げるようにして、ビール缶にしっかりかぶせる(つくり方3)
チキンの立ち姿を整える。手羽を後ろで組むようにして胸を張らせ、脚を前に出すとかっこよくなる(つくり方3)
手づくりのドラム缶バーベキューグリル。ふたを閉めて焼く(つくり方4)
この記事の掲載号『食農教育 2011年5月号(No80)』特集1 畑が好き、家族が好き 農業少年大集合!/特集2 技あり ゴーカイ野外クッキング
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