写真がシャープに写らない、どうもピントが甘いと感じるのは、じつはピンボケではなくて、ブレていることが多い。
フィルムのときのように、サービスサイズプリントではわからないけれど、パソコンのモニターで大写しにしてみたり、テレビにつないで見たり、A4サイズに自分で手軽にプリントできたりするようになって、このブレがクローズアップされるようになった。
で、メーカーも何とか次々に物を売りつけようとするので、手ブレ防止機能をくっつける。
それ自体は確かにいくらかの効果はある。でもね。ブレるのは手だけじゃなくて、被写体もブレるんだ。動いている被写体をスローシャッターで写すと前回のようにブレて写る。
大きなブレであれば気がつくけれど、小さなブレの場合、ピントが甘く見えるのだ。
高速シャッターを切ると、手ブレも被写体ブレも防ぐことができるのだ。
雪が積もって、光がふんだんにあるときには、大いに高速シャッターを切ろう。 |