成立市町村別収録農書一覧   農文協へ
長野  
成立市町村
文書名

収録
内 容 紹 介
望月町 家訓全書
24
若くして父母を失って鍬をとった著者が、自らの農耕体験と生活のあり方を子孫に伝えるために著わした書。農耕から台所仕事まで、子孫への思いをこめてつづる。
長野市 農業耕作万覚帳
39
息子の急死に遭った信濃国更級郡岡田村の地主が、孫に家業を引き継ぐために農作物の耕作法や施肥技術、日常生活の万般にわたり記述する。生産力の高い地域の農業の実情、とくに水田の乾田化を促す用排水技術を知ることができる。
長野市 実地新験生糸製方指南
53
明治初期、日本の全輸出額の半分を占めた生糸類に粗製濫造の問題が浮上。それを克服しようと、長野県下高井郡中野町で生糸の改良に心を砕いた著者が、磨撚法(よりかけほう)や生糸製造の改良法を、精密な図を添えて説明する。
岡谷市 氷曳日記帳
59
氷曳漁は、結氷した湖上に穴をあけ、氷の下に網を入れて敷設し、地引網のように氷の下を引いて魚をとる漁法。本書は、諏訪湖の阿戸(氷曳漁が行なわれる場所)での氷曳漁の決まりや具体的な実施法を記した唯一の資料。
飯田市 御米作方実語之教
61
伊勢で発案された種もみの薄まき法が、「不二道」という民衆宗教の人脈にのって、信州の伊那地方に普及した事情を物語る文書。農法の教科書という側面と「教伝」の性格をあわせもつ。
立科町 儀定書
63
信州佐久郡芦田村では、小百姓層が村役人層(上層農)に村政・村運営の民主化を突きつける「村方騒動」が続いていた。その要求は「儀定書」として藩役人の認知のもとに確認された。
北御牧村 当八重原新田開発曰書
64
八重原新田は、長野県佐久地方の4つの新田の1つで、黒沢加兵衛によって万治3(1660)年に完成された。著者は加兵衛の甥で、のちの水争いに備えて開発の経緯を克明に記したもの。
長野市 弘化大地震見聞記
66
弘化大地震は「善光寺地震」ともいわれ、震動による被害のほか、火事、山の崩落による川のせき止めと、それによる水没、川の決壊による洪水など二次災害が大きかった。絵図とともに記録する。
辰野町 凶年違作日記・附録
67
信濃国上伊那郡北大出村の名主が記した天保飢饉の記録。「天災による飢饉は、天が人間のおごりをいましめるために引き起こされる」との思いから、飢饉の恐ろしさ、困窮のようすと対策、わらや松皮の食べ方にまで及ぶ。

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