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成立市町村 |
文書名 |
収録
巻
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内 容 紹 介 |
東洋町 |
冨貴宝蔵記 |
30
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土佐国野根村の一農民が稲作害虫防除法について具体的にまとめたもの。ウンカ、メイチュウなど虫ごとに対策を述べる。植物浸出液による防除法の記述は生物農薬の原点。 |
高知市/土佐市 |
耕耘録 |
30
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土佐藩12代藩主・山内豊資の代に著わされた。土性、地質、気象によって一毛作田と裏作可能田とを判断する方法についての記述は、近世農書中異色。 |
高知市 |
農業之覚 |
41
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高知城下近郊の稲作と麦作、山間部の焼畑という、対照的な農業が紹介されている。明治以降も試験場の研究課題になった「土佐の厚蒔き」稲作の実態、豊かな山を活用した自給用作物、多様な商品作物生産の実態がわかる。 |
高知市 |
樟脳製造之法 |
53
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樟脳は、防虫・薫香材、強心剤(カンフル)などに広く利用される。この樟脳の需要が幕末の開国によってさらに増大し、ほうろく式から蒸留式の製造法、いわゆる土佐式樟脳製造法が開発された。本書はその解説書。 |
芸西村 |
物紛(乾)・続物紛 |
41
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年中温暖な土佐国では、水稲二期作と輸送園芸が発展していた。その実態を解明できるのが本農書で、子孫への戒め、農民の心がまえ、米・麦、園芸作目、多様な商品作目、加工食品・家畜・肥料などについて具体的に論じている。 |
田野町 |
農家須知 |
70
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土佐国の医師が、「医食同源」の原理、陰陽五行説の方法論による作物の観察、実際の栽培結果をもとに本書を著わした。農作は「客(宴会)をするがごとし」として、座敷の掃除=地ごしらえ、酒・肴=肥料、食事時の案内=田植え時、招く客=苗、とたとえて、実践的に説く。 |
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