成立市町村別収録農書一覧   農文協へ
福岡  
成立市町村
文書名

収録
内 容 紹 介
福岡市 園圃備忘
11
著名な本草学者貝原益軒による、春夏秋冬、農作物、花、果樹類などの農事暦を示した異色の備忘録。「貝原益軒全集」にも収録されていないもの。
県西部 九州表虫防方等聞合記
11
北陸大聖寺藩の農民による先進地北九州の虫防ぎや苗代のつくり方を視察した道中記、かつ出張復命書。各地をめぐって、多くの人に会ったことが、克明に記録されていて興味深い。
那珂川町 窮民夜光の珠
11
有利な商品作物であるはぜの栽培法と製ろうの仕方を詳細に解説した古典的名著。著者自らがはぜ栽培の先覚者で、庄屋としての立場から農民に示したもの。のちに、大蔵永常は本書をもとに『農家益』を著わした。
福岡市 農業全書(巻1〜5)
12
質・量ともに近世農書の白眉。元禄10(1697)年刊。以降200年にわたり刊行され、日本の農業に大きな影響を与え、その影響のもとに多くの農書が書かれた。本書の技術的立場は多肥集約農業の勧めであり、その中核技術は中耕・肥培である。労働集約型・土地生産性重視のこの農業が江戸時代の国内自給体制をもたらした。巻之一〜五を収録。
福岡市 農業全書(巻6〜11)
13
『農業全書』巻之六〜十一を収録。巻之十一附録は貝原楽軒著で国政、藩政と農業のあり方を説く。
筑前地方 農業横座案内
31
1〜12月までの月別作業の要領を記すほか、名主の心得、病人が出たばあいの措置、奉公人の扱い方まで示した家訓的農書。
新宮町 年中心得書
31
筑前国粕屋郡の一農民が子孫のためにつづった家訓と農事暦。要点をたんたんと記すなかに子孫への情を込める。
夜須町 蝗除試仕法書
31
筑前国夜須郡曾根田村の庄屋藤右衛門が、ウンカなど稲虫の防除について自ら試みた方法を、庄屋仲間に意見を求めてまとめた農書。
田主丸町 農人錦の嚢
31
はぜの木は農民にとって錦の袋であるとの考えから、はぜの栽培法を30項目にわたって詳述する。優良はぜ種「松山」の原産地からの農書。
福岡市 砂畠菜伝記
33
福岡藩の下級武士が、生活の補いのため、屋敷内の砂畠に野菜を栽培した結果を詳述した書。
甘木市 農人定法
41
『農業心覚』と同じ著者による姉妹書で、両書とも『農業全書』刊行後6年という早い時期に、その影響のもとに成立。米・麦・あわ・たばこ・野菜の栽培法、作物のつくりまわし、人の使い方などについて述べる。
甘木市 農業心覚
41
筑前国下座郡屋形原村での五穀の試作結果を中心に、54種の作物にふれる。とくに稲作、あわ作について詳しく、稲で「つるほそ」「あかさこ」など9品種、あわで「八石」「そうだもち」など5品種をつくりこなしている。
福岡市 享保十七壬子大変記
67
西日本を襲った虫害による飢饉を、福岡藩領志摩郡元岡村の大庄屋が記録。飢饉の経過、食用にした品々、藩の対策、「当郡の総人口は1万8,064人であった。そのうち3,800人が飢え死にした」ことなどを克明に伝える。
三潴町 小犬塚天満宮農耕絵馬
72
福岡県南部旧小犬塚村の天満宮に奉納された絵馬。播種から収穫にいたる稲作の1年を描くが、脱穀・もみすり・蔵入れの場面を欠く。打桶による堀からの揚水場面などクリーク地帯の特徴がよく出ている。
八女郡地方 筑後国農耕図稿
72
幕末の筑後国南部クリーク地帯の農耕のようすと農具を描く。作者は久留米藩の御用絵師。実際に観察して描いているため資料的価値が高く、描かれた場面は地域の特徴をよく表わしている。
筑穂町 大分八幡宮農耕絵馬
72
天保8(1837)年に豊作を祈願して奉納されたもの。代かき、種まき、苗取り、苗運び、田植え、稲刈り、脱穀など、1年の稲作を描くほか、水をめぐる争いらしい状景も描く。

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