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農書の世界を読み解く(ブックガイド) 

日本農法の天道
【人間選書233】現代農業と江戸期の農書 徳永光俊著 故き農書を温め新しき循環型社会の原理を知る―生き方としての「農藝」運動を通じ、農・食・医・育の「和學=日本的いのち学」の創造を提唱。
●1850円 農山漁村文化協会, 2000.

日本農法の水脈
【人間選書194】徳永光俊著 農業は暮らしであり、藝術だ―賢治「農民藝術」、柳宗悦「工藝文化」にも相通じる近世農書の世界に、地域の個性と農的生活の息吹を読み取る。
日本農書全集収録農書一覧付 ●1840円 農山漁村文化協会, 1996.

農書の時代
古島敏雄著 先達農民たちの知恵と生き方が語られてた農書の世界をいっそう身ぢかなものにするために、その時代背景を多様な側面から探求した入門書。
●1260円 農山漁村文化協会, 1980

図集 幕末・明治の生活風景
外国人のみたニッポン
須藤功編 外国人の目に当時の日本は東洋の美し国・理想郷とうつった。驚きと細かな観察で描かれた650枚。生活・風俗・職業・技術・遊藝・信仰・医療・刑罰・民家・街道等日本の原風景が甦える。1点ごとの編者の解説が親切。
●17330円 東方総合研究所, 1995 農山漁村文化協会 (発売)

江戸・東京ゆかりの野菜と花
JA東京中央会編 世界最大の大都市江戸は、農業の育成都市。そして近代農業をリードしたのは東京農業。その人と風土と誕生した品種を物語で綴る江戸東京農業の文化史。 ●2550円 JA東京中央会, 1992 農山漁村文化協会 (発売)

明治農書全集 全13巻
編集・古島敏雄・川田信一郎・熊沢喜久雄・須々田黎吉 江戸から明治、近世から近代へと移るなかで農業はどう動いたか。老農と近代農学者の論争・協力を通じて築き上げた明治農法を原典にさかのぼり見直す。現代表記、注記、解題付。
(1)稲作 (2)稲作・一般 (3)稲作 (4)畑作 (5)特用作物 (6)野菜 (7)果樹 (8)畜産 (9)養蚕・養蜂・養魚 (10)土壌肥料 (11)農具・耕地整理 (12)病害虫・雑草・農薬 (13)林業・林産 ●各4500〜6500円 農山漁村文化協会 1983-1986

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