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17 イギリス

世界の食文化 17 イギリス 目次

序章 イギリスを食べる

「まずいイギリス」はエスニック料理天国/ガーデニング好きのイギリス人/地方の食べ物―バンベリ・ケーキとコーニッシュ・ペイストリ/大英帝国の遺産―エスニック料理天国

第1章 シェイクスピアの食生活―宗教改革の余韻

シェイクスピアのプディング/宗教改革と「断食」と「失われた漁業」と/修道院解散で失われたハーブ/ぜいたく禁止法―ステイタス・シンボルとしての料理/最初の料理本/「コロンブスの交換」/16世紀の食材/食肉類と「ゲイム」/エリザベス朝のリーダー、セシル家の食べ物/星室庁の料理―ガレーノスの医学と食事/「ジェントルマンは食い過ぎない」―ジェントルマン以下の食事/砂糖の登場/ステイタス・シンボルとしてのフォーク

第2章 コーヒーハウスとタヴァーンの時代

ジェントルマン階級/「商業革命」と「インド狂い」/イギリスの食生活をつくりあげた奴隷貿易/タヴァーンの時代/朝食、いまだ確立せず/茶と砂糖の出合い/コーヒーハウスのにぎわい/ブドウのないイギリス

第3章 「イギリス料理はまずい」―定評の確立

ジェントルマンと貧民の社会―飢餓の消滅/ジンの時代/肉食の国/イギリス風マナーの成立/トム・ジョーンズの食卓/ビリングズゲイトのにぎわい/18世紀中頃の青物/18世紀後半のテーブル/フランスとの融和/モノの帝国―アメリカのイギリス化と脱イギリス化

第4章 「好ましくない食事」

産業革命期の「食改革」/主食と副食/「世界で最初の」産業革命/悲観説/食生活のデータ/植民地軍より弱々しいイギリス軍/ベーコンの町の食事/東部地方の食事/核家族の国―「母親は紅茶だけで生きていた」/イギリスの南北問題/「ずんぐり、むっくり」の兵士たち/北部と南部の食事/ビタミンとカルシウム―工業化と食生活/狩猟法の影響/監獄の食事/イギリス人は、麦食いだったのか

第5章 「朝食を無税に」

ジェントルマン資本主義とロンドン/下から普及したポテトと米/食生活の「帝国化」/「ときはカネなり」/「イギリス風朝食」/「朝食を無税に」―砂糖関税の引き下げ/白パン族と黒パン族/栄養不良のイギリス人―都市と農村/幼児の病気/男と女の食生活

第6章 イギリスの食事の原型―産業革命の結果

「イギリス国民」と「イギリス食」の成立/フランス式給仕法の定着/おおかたのイギリス人が経験したライフサイクル・サーヴァント/サーヴァントのつくる料理/遠のく対仏戦争/牧師館の食事―産業革命の時代の農村上流・中産階級/ブロンテ家の食事―スープとソース/産業革命が開いた新しいビジネス・チャンス/氷の取り引き/食生活の南北統一/一日三食の成立/ランチの成立/オースティンのランチ

第7章 食生活と体位

「生活水準論争」と世界システム/女性の社会的地位/計量歴史人類学の手法/身長と生活水準/アイルランドより悪いイギリスの食事/産業革命と女性の食事

第8章 ジャガイモと牛乳の革命―19世紀都市民衆の食生活

ジャガイモ(ポテト)論争/アイルランドの「ポテト飢饉」/フィッシュ・アンド・チップスの登場/労働者のファースト・フード/パブに代わったフィッシュ・アンド・チップス/「フィッシュ・アンド・チップス」の起源/ポテト・チップスとフライド・フィッシュ/産業革命とフィッシュ・アンド・チップス/外食の習慣/「コーヒー・パブ」の試み―酒の出ないパブ/「上品な」外食店/ライオンズ食堂の成功/トロカデロ/牛乳は「危険な食品」―都市化と食生活/牛疫パニック/宅配牛乳のはじまり/常設牛乳店

第9章 イギリス料理はなぜまずくなったのか―ミセス・ビートンの時代

ヴィクトリア朝の女性像/有名編集者の妻イサベラ・ビートン/家政のバイブル『ミセス・ビートンの家政書』/ビートンの肉レシピ/ビートンのスウィート類/輸入食品と保存食品/缶詰の歴史/インチキ食品と生活協同組合/イギリス料理はなぜまずくなったのか

第10章 戦争の半世紀

戦時の食糧事情/幻のミルク産業国営化/ミルク・バー―アメリカ文化の匂い/第一次世界大戦下の食糧統制/社員食堂の社会的意味/『缶詰でつくる料理』―軍隊食から家庭食へ/戦間期の食事/家事の機械化/「代用食」の時代―第二次世界大戦/ジェントルマンも労働者も―平準化された食事

終章 「イギリス合衆国」への道

パンさえ配給に―戦後の「耐乏生活」/イギリス人は、一日七食?/「おいしいイギリス」をめざして―『地中海料理』と『優秀料理ガイド』/「イギリス合衆国」―エスニック・イギリスの到来/エスニック料理の普及とECへの加入/スーパーマーケットと調理済み食品/イギリスの食生活をつくったエスニック料理/食生活のグローバライゼーション

あとがき
監修にあたって 石毛直道

「田舎の本屋さん」のおすすめ本

 世界の食文化 イギリス』川北稔

シェイクスピア時代からエスニック料理華やかな現代まで、食卓から読み解くイギリスの近現代史。 [本を詳しく見る]

 絵本世界の食事 イギリスのごはん』銀城康子 文/萩原亜紀子 絵

大の紅茶好き、朝はミルクティーで目覚め、食後、休憩時と一日に何回も。オーブンで焼くまるごと料理やパイ料理が発達、伝統的なサンデーローストや行事食も。子どものときから厳しいマナーの国の日常食。 [本を詳しく見る]

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