現代農業2001年5月増刊 |
『地域から変わる日本』 地元学とは何か |
目次
- その土地を生きた当事者に学ぶ
わが地元学
- 小さなまち・むらの小さな地元から、少しずつ変わり始めた …………結城登美雄 14
- 山・川・海、土着・在来・地元の力で
水俣はいま、楽しく、元気いっぱいです
- 「あるもの」からの人と人、人と自然の「もやい直し」 ………… 24
- 自主的、自然体、本物であることを大切に
自根キュウリ、けんか7夕太鼓の地元「楽」
- 岩手県陸前高田市・河野和義さんと仲間たち
………… 48
- 県が応援「いわて地元学」の実践
地域からの発想、地域の個性、そこにしかない文化や資源で「夢県土いわて」
- 岩手県企画振興部企画調整課 上和野里美 ………… 56
- 地元学を市町村職員研修に取り入れたら
職員(風)も研修受け入れ地域(土)も元気が出てきた!
- 三重県自治会館の「三重ふるさと学」 ………… 63
- 「風」と「土」がともに歩き
出会い、驚き、あぁそうかと思うことから始まる
岐阜県可児市の地元学を体験して
- にんじんCLUB 森さつき ………… 76
- 結いする地元学のこころ
地域に根づく内発的な自主調査の手法
- 風土文化研究所主宰 今井 史 ………… 80
- 地元学との出会いが人生まで変えた!
現代版「結い」の再構築に寄り添う仕事へ
- 日本環境財団循環システム研究所研究員 朝田くに子
………… 87
- 地元学からまち・むらづくり計画へ
共生と循環の地域づくりの心を育む
共通の資源を見て触れて、語り楽しむ中で生まれる合意形成メカニズム
- 里地ネットワーク事務局長 竹田純一 …………92
- 地元学からガーデニングへ
生活文化創造の場としての庭、そして景観
その土地の神の言葉に耳を傾ける経験の共有
- 造園家・庭園プロデューサー 白井 隆 …………99
- 十勝、鴨川、阿蘇…
「馬」に傾く私の地元学
- インサイダー編集長 高野 孟 ………… 104
- 地元学から総合学習へ
ぼくらは里地探検隊
里山の知恵と技に学ぶ山形県最上町・満沢小学校
- 里地ネットワーク事務局長 竹田純一 ………… 110
- よみがえるか自主と自治の教育
近代公教育とわが村の「郷学」
「山里文化祭」1年半の準備から
- 哲学者 内山 節 ………… 120
- 琵琶湖生まれの「生活世界の環境学」
東と西の「地元学」
- 琵琶湖博物館研究顧問 嘉田由紀子(談)………… 130
- 農村生活を楽しむ1戸1品運動
自治公民館の生活文化祭から手づくりほんものセンターへ
宮崎県綾町の住民主体のまちづくり ………… 136
- 「文楽の里」熊本県清和村物産館
蔵のものをぼちぼち出したら1村100品1億円
集落で独立、7名で2700万円を売る女性たちも ………… 144
- 学校を基地にお父さんたちが気づく
「寝るだけの地域」から「暮らす地域」のありがたさ
「何もない!」は「よいこと」だった
- 秋津コミュニティ会長 岸 裕司………… 150
- ともに育る植物とともに「つながり」豊かな農園を
「パーマカルチャー」とじいちゃんばあちゃんの知恵
- 岩手県東和町・自然農園ウレシパモシリ 酒匂 徹………… 156
- 知らずにいたのが恥ずかしい! 残念! くやしいっ!
調べてわかった山里・葉山のすごさ
こんな農家や野菜がご近所なんて 江成卓史………… 161
- 東と西の地元学
結城登美雄・吉本哲郎対談 地元学とは何か
………… 168
地元学テキスト
風に聞け 土に着け
風と土の地元学
……地元学協会事務局長 吉本哲郎 190
第1章 地元学とは……194
第2章 地元学の目的……200
第3章 土の地元学の作法……208
第4章 風の地元学の作法……213
第5章 地元学事始め……218