モッコのワークショップ
「自然体験 パーマカルチャー」

パーマカルチャー(人間にとって恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系)は我が国では馴染みが薄く、ほとんど知られていません。自然生態系に関する倫理性や科学的な合理性に裏打ちされたパーマカルチャーの具体的な方法論の共有と普及、情報交流、集約の場として開催します。なお、今後、ワークショップを定期開催することで「モッコの里」をパーマカルチャーの実践事例の交流ネットワーク拠点として促進させます。

日時 1997年5月23日(金)9:30〜5月25日(日)16:00

場所 岐阜県加茂郡白川町佐見「モッコの里」

               名古屋市街より国道41号線を北上約2時間

主催 モッコの会 

協力 パーマカルチャー・センター・ジャパン

協賛 (株)ヒューマンルネッサンスコーポレーション

◆対象 有機農業の実践家、関心のある農家、研究者、新たに百姓や田舎暮らしを目指そうとする方、休日菜園、家庭菜園に勤しんでいる方、生活願望として自然回帰志向の強い方など。

◆参加費 一人20,000円(宿泊食費込み)18歳以下は無料。

  24日(土)からの参加も可。参加費15,000円。

 小雨でも実施。原則としてテント泊。食事の準備は参加者・スタッフと合同。

◆定 員 30名(先着順。定員になり次第締め切ります)。

応募方法 下記までお電話にてお申し込み下さい。後日、関連資料をお送りします。

       電話052−262−7266 モッコの会 担当 川尻、小川

       名古屋市中区新栄1−6−10新栄ビル 名古屋CDフォーラム内


日程と内容

【5月23日(金)】

〇自己紹介 

〇レクチャー1「パーマカルチャーの基本原則」

  担当 糸長浩司(日本大学生物環境工学科助教授、パーマカルチャー・センター・ジャパン会長)

 ……参考事例をスライドで示しながらの基本原則論と質疑応答

〇レクチャー2「概説、モッコの里の環境構成要素の分析とマスターデザイン」

  担当 落合良章(モッコの会)、設楽清和(パーマカルチャー・センター・ジャパン事務局長)

 ……環境構成要素の把握と分析。

〇闇と星のモノローグ

 ……モッコの里の勇壮な桑畑と近隣山林の闇と夜の星の瞬きにいだかれながら、各自思い思いに座って「闇と星との対話」。

【5月24日(土)】

〇実習 マルチによる、第一ゾーンの畑づくり

  担当 酒匂徹(岩手・自然農園ウレパモシリ)

 ……「モッコの里」のマスターデザインに基づく畑づくり(定植、植樹ほか)とマルチの具体的な方法の実習。酒匂さんはオーストラリアでの実体験を踏まえて、岩手県東和町にてパーマカルチャーを実践。

〇こどものルルブ 山菜探検、川遊び、魚とり

  担当 倉本正一(とんぼくらぶ)

 ……ルルブはつくる、食べる、遊ぶ、学ぶの意味。子どもさんの参加を期待します。

〇自然を食べる

 ……身近な自然を素材に食づくり

〇火の体験と佐見昔ばなし

  担当 倉本正一(前出)地元の人たち

【5月25日(日)】

〇楽健体操

  担当 小林美喜子(医・食・農と暮らしを考える家庭療法学習会)

 ……小林さんは自給と自立に根ざした薬やお金に頼らない健康づくりと療法を提起されて、もう一つ別の有機農業的な生き方を提唱されています。楽健法は相手の体を足でもみほぐししていく健康法。血液循環を良くします。加えて操体法も伝授。

〇パーマカルチャー海外事例の紹介

  担当 松本昇(アメリカ・ノースキャロライナのエコビレッジ「アースヘブン」会員)、小沼守之(株・ヒューマンルネッサンスコーポレーション)

 ……海外には既にパーマカルチャーに基づく先進事例が数多くあります。130haに及ぶアースヘブンをはじめ、海外の先進事例をスライド等で紹介。松本さんは体験者。

〇レクチャー「ニワトリの機能分析」と実習「チキントラクターの検証」

  担当 設楽清和(前出)、小沼守之(前出)

 ……パーマカルチャーでは生物資源の機能的な共生活用は重要な基本原則です。ここではニワトリに着目。放し飼いによる鶏耕法など、生物的特性に基づいたニワトリによる機能的な相互関連性をガイダンス。実習はその検証。

〇こどものルルブ 竹を楽しむ(竹細工など)

  担当 倉本正一(前出)など

 

詳しい予定表は申込者にお送りいたします。

 

■モッコの会とは

「私たち自身に自然を取り戻しましょう、自然はきっと語りかけてきます。」を合い言葉に、多彩な個性や人材の集約と連携ネットワークの拡充を図りながら、「モッコの里」を創って行こうとしています。山間地の休耕地等を志しのある人達によって、新たな里としてよみがえらせようとする活動。「モッコの里」は自然を舞台として将来どんな生活がありうるかを探るトライアルの場です。その農的な営みに関する自然生態系の活用・保全の方法を「パーマカルチャー」に学んで行きます。「モッコの会」はこんな活動を通じて「生活のケーススタデイ」として、新世紀の生きがい創りをめざします。「自然と人間、もっといい関係を」