四季の学校では「お客様に対するサービス」は一切いたしません。学校にやって来る一人ひとりが主人公となり、自分たちの手で楽しみをつくっていただきます。歴史ある校舎、豊かな自然、新鮮な食材、暮らしの知恵、地元の個性的な人々など、校舎の近くには数多くの材料があります。お金を出して買うのではなく、自分の手でつくり、そして楽しみ学んでみませんか。
発見する:金山町そして谷口地区で、お気に入り「山の幸」を見つけよう!
つくる:身体を使おう、知恵を出そう、汗をかこう!(アドバイザーあり)
楽しむ:みんなで楽しく遊ぼう。無理なく、できることから学ぼう。
四季の学校の舞台になるのが、金山町の北部に位置する谷口分校です。谷口分校は明治20年に開校し、平成8年3月に廃校となりました。約100年にわたり地域を担ってきた歴史は、きっと素晴らしい贈り物をしてくれるでしょう。
見晴らしのよい高台にあるため、目の前には美しい山々のパノラマが広がっています。付近の山々には、全国的に有名な金山杉だけでなく、たくさんの広葉樹もあります。農業も盛んです。校舎裏の小山を越えたところに位置する谷口銀山(廃坑)には、今も大量の銀が眠っているはずです。緑の息吹、小川のせせらぎ、かぶと虫、黄金の稲穂、紅く燃える山々、白銀の眩しさ・・・訪ねるたびに自然の恵みを感じさせてくれます。
谷口分校の場所:山形県最上郡金山町大字飛森 1124
常に良くなってゆく、未完成の学校をめざします。参加者の創意工夫によって色々な楽しみ方をつくり、それを新たな谷口分校の歴史にしたいと思います。例えば、こんな楽しみ方、あんな楽しみ方・・・みなさんで考えて下さい。そして運営にご参加ください。
ゆっくり宿泊:満天下の星空の下でぐっすりと眠る。飲み明かす。
仲間と交流:学校の生徒、地元の人たちと・・・個性はいっぱい、波長は同じ。
セルフビルド:自分たちの手で家(小屋)をつくろう。
探検へ行こう:懐中電灯片手に真っ暗な廃坑へ、それとも山菜と採り。
山の食堂:地元の食材を使って臨時レストランを開こう。そば打ちも。
木づくり学校:金山の木から、食器をつくる。etc
四季の学校には誰でもが入れ、自由に利用できます。利用の方法は以下の2通りあります。
季節授業への出席:春夏秋冬の各1回、四季の学校運営委員会の主催により1泊2日の授業(参加型イベント)を開催します。その生徒となって出席してください。
自由な時間:学校の行事のない時は、誰でもが利用できます。あらかじめ事務局に予約を入れたうえで、ご自由にお使いください。但し利用料はご負担いただきます。
校舎保存環境整備:木造校舎の補修、グランド等の手入れをおこない保存に努めます。
農山体験:農作業を通じ、四季の暮らしのありようを学びます。
林間学校:岩手県陸前高田市の海の学校に参加し、交流を深めます。
「お金で買う」「消費する」だけでなく、自分たちの手で何かを「つくってゆこう」。もちろん「お金」は社会にとって必要なものですが、「お金にならない」ものも大切です。人々の仲にある生活の知恵、何かを創造する力、友人との交流、自然環境などは大切なものですが、お金になりにくいものです。
そのような「お金にならないもの」を、みんなで楽しみ学ぶ場として四季の学校を開校することにしました。だから四季の学校には、豪華な建物も丁寧なサービスもありません。逆に、学校に来た人たち自身に身体を動かしてもらいます。自分たちで楽しみをつくり、自分たちで寝食を用意するというのが、学校の運営方針です。その代わり、つくることの楽しさ、生活の知恵、他の参加者との交流など、多くのものを期待できると思います。
会員制で運営する四季の学校に、みなさまのご参加とご協力がいただけますよう、こころよりお願いいたします。
四季の授業(参加型イベント)の開催
年に4回程度の授業(イベント)を企画開催し、会員および地元の人たちの参加協力を得て、体験学習、相互交流の機会をつくります。
施設開放
事前に申し込みのあった四季の学校の会員に対して、校舎ならびに校庭等の施設を開放し利用していただきます。
4月から翌3月を1年度とし、以下の賛助会費を申し受けます。なお賛助会費は校舎の維持管理費、学校の通信費に充当させていただきます。
個人:5,000円/1口
法人:50,000円/1口
この他に、利用ごとの実費がかかります。(ただし、会員は割引あり)
四季の学校主催の行事に優先的に参加できる。
四季の学校の運営、各種行事の企画に参加できる。
別途定める規定により、施設を利用できる。
JR利用
東京から山形まで山形新幹線2時間30分、新庄まで特急1時間、金山町までバス30分(乗換え含まず)
自動車利用
東北自動車道村田JCから山形自動車道山形北インターチェンジまで40分、国道13号で1時間40分
東北自動車道古川インターチェンジから2時間