5月号の主な記事(予告)4月4日発売
■巻頭特集 春、雑草と知恵比べ/アカザ、イヌビユ、クログワイ うちで困っている雑草ワースト3/部分浅耕でタネを目覚めさせない/播種前の石灰チッソでだまし打ち/ホウキング、竹ぼうき除草器で超初期の除草/中山間こそジャンボ剤・豆つぶ剤/ラクラク通路だけリビングマルチ
■くらし・経営・地域 農家の長靴大集合/わが家で楽しむイチゴ加工/誌上タネ交換会結果発表/トマトの価格下落で考えた従業員の働き方/有機農産物を給食に
■稲作・水田活用 浅水さっくり代かきの前に水を含んだ土を作るコツ/アイガモ保護テグスをボートで張る/新連載 水田転換でダイズ反収300kg
■野菜・花 アイデア勝負! 直売所でガンガン売れる野菜苗/期待ふくらむピンクのアスパラ/環境制御で根っこを見る
■果樹 徒長枝が減り、果実に養分がいきわたるナシの新梢管理/ミカンのふろしき摘果、大きな樹にはいいみたい
■山・特産 甘み・香り豊富な根皮が売れる日本ニッケイ/蜜量倍増のミツバチの飼い方
■畜産 もしかして間違ってる!?粗飼料の細断長の決め方
編集後記
▼特集では農家が編み出した野菜栽培の15のワザが登場。以前本誌で紹介した技術が進化しながら広がっているのも感慨深いし、新たに登場したワザは驚くものばかり。今まで知らなかった作物の生命力を発見したときって嬉しいだろうな。(石川)
▼色や形は悪いが、味は絶品の薄井さんのリンゴ。イネに学んだ独特の仕立て方を連載で紐解く(198頁)。次々に枝を切りつつ、切る理由、生かす理由を理路整然と語る姿は、もはや超人! 幼木のせん定動画も必見です。 (伊藤)
▼子牛の腹を草でつくる、をどう実現するか。早期からスターターを給与しつつ、離乳後の配合飼料を抑えて良質のサイレージを多給する一つのやり方が見えてきた(226頁)。佐藤さんの家のサイレージづくりについては回を改めたい。(五十嵐)
▼先入観や偏見から離れてまずは野菜の姿をそのまま捉える姿勢。それが裏ワザの背景にある気がします。でもそれって意外と難しい。これもまた、小農こそがなせることと思ったんですがどうでしょう。(小河)
▼環境制御の新連載「地下部編」(132頁)がスタート。遂に根の全貌が明らかに!? イチゴの連載(168頁)でも、黒川さんは細かい根が大事だといい、北見さんは白い根を増やしたいという。今後の編集方針は「根をじっくり見る」に決まり。(川崎)
▼毎日のように封筒が届く。2月号で企画した「誌上タネ交換会」への応募である。同封の手紙には、自家増殖の範囲が狭まることに不安を覚える声も多い。農水省よ、議論は十分にしつくしたといえるのか。(山下)
▼1年に1カ月しか活動しないマメコバチが、花粉を集めて卵を産み付け、一部屋ごとに仕切りをしている姿に感動(196頁)。動物も含めた自然に働きかけ、働きかけ返される農業ってダイナミックでかっこいい。(柳島)
▼糖蜜香るハウスに仰天(90頁)。とれたお米は「砂糖のごはん」!? 今月は育苗話題が豊富。長野の石田慎二さんは「有機無農薬は苗9割」と言う。移植後の天候が読めない今、慣行栽培でも健苗が必須だ。(渡邊)